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奥村美里 / 英語は5歳児の日本語で考えると面白いように話せる! [Kindle版]

英語は言い換えが9割!
直訳しようとするからはなせない!

ロバートキヨサキ氏(金持ちとうさん貧乏とうさん)など世界トップコーチを2年間通訳。
世界トップコーチの同時通訳を2年間務めた著者が、英会話上達の裏技を公開。
英語がうまい人=言い換え力が高い人

この本の「5歳児英語」のコンセプトはシンプルで、
- 日本語を英語にする際に、
- 言いたいことを一旦5歳でもわかる簡単なレベルの日本語に言い換えて、
- それから簡単な英語に翻訳する、
というもの。

こういう「瞬時に頭の中に入っている単語で自分の意思を伝えなければいけない」状況下に毎日毎日おかれていると、言い換えがうまくなります。海外に住んでいると英語がうまくなるのは、実はただそれだけの話です。

日本語の慣用句だったりコトワザだったりスラングだったりをいかにシンプルな表現にするかという、国語的な内容だったりもします。「トレンドの把握」「千秋楽」「ほっぺたが落ちるような」「牙城を崩す」などね。

そのため5歳児英語では基本的に関係代名詞は使用禁止とします。混乱しなければ使ってもかまいませんが、自信がなければ関係代名詞は使わずに話したほうがいいでしょう。
英語がペラペラになりたければ、なるべく文を切って短く話すようにしましょう。そのほうが混乱しません。

そして複雑な文章構造は用いない、と。片言っぽくても幼児っぽくても気にしない。語学学習の基本ですね。

本書はコンセプトの解説と実践としてのサンプル問題という内容。分量のバランスから考えると、問題集として捉えた方が良いかな。

本書で登場していたサンプルを一つあげておきます。
(1) 元の日本語:
山田さんは番狂わせで社長になったんだよ。
(2) これを幼児でも分かる簡単な日本語に変換:
山田さんは新しい社長になった。
それを聞いてびっくりしたよ。
(3) そしてそれを英語に変換:
Mr. Yamada became the new president.
I was very surprised to hear that.

言いたいことを簡単に表現することが重要ということですね。

「そもそも何が言いたいの?」「簡単にすると?」とつぶやいてみましょう。
何を言いたいのかがわかれば、気持ちを表現できるようになり、難しい語句を使わずに、簡単な英語に直しやすくなります。
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