古い記事
ランダムジャンプ
新しい記事
献本いただきました(ref. [2014-04-20-1])。ありがとうございます。

「成功本のプロ」である著者が、成功する法則をトップサッカー選手(監督)に当てはめて考察した本。今週末からスタートするサッカーワールドカップをより楽しめるし、自己啓発本好きな人も楽しめる。一石二鳥な本です。

水野俊哉 / トップ1%のサッカー選手に学ぶ成功哲学

一流と二流の差は技術ではない。マインドだった! ──成功本研究のベストセラー作家が徹底分析してわかった成功法則と一流サッカープレイヤーの共通項。「トップ1%のサッカー選手は、夢や目標を紙に書いている」「トップ1%のサッカー選手は、潜在意識を活用している」など、仕事とサッカーに共通する「世界で活躍できる人材」の考え方、99%のその他大勢から抜け出すヒントが満載です!

世の中の「かっこいいこと言ってる」「すごいこと言ってる」「深いこと言ってる」みたいなケースは、自己啓発分野の何かしらの項目に分類できるわけです。そんなわけで、サッカーの世界にしぼり選手や監督の言葉・行動をそれらにあてはめています。トッププレイヤーの簡単な解説書にもなっていて、これから始まるW杯を楽しむには良いかと(まあ、過去の選手やそもそも出場しない国の選手もいますが)。

出てきたキーワードを整理せずに羅列すると、潜在意識、マスターマインド、NLP、アウトライアー、目的性訓練、影響の和・関心の和、セレンディピティ、ドリームキラー、フロー・ゾーン、PREP法、などなど。読んでいるとナポレオンヒル、デールカネーギー、7つの習慣の汎用性の高さを感じます。

引用の引用:
「私は、人に好かれたり嫌われたりする理由を考えて時間を無駄にしたりしない」
ジョゼ・モウリーニョ
「勝つことが私の興味の大部分。残りは哲学であり、ポエムであり無駄話だ」
ファビオ・カッペロ
「チームの中で不満を発言するのは和を乱すことになるし、それは絶対にすべきではないと自分の中で決めていたからね」
遠藤保仁

本筋ではないけど「へえ」な感じ:
大体において、自分の周りの10人の年収を足して割った額が自分の年収であるといわれている。年収を上げたければ、自分より年収の高い人たちの輪に入るのが一番の近道である。
(p.90)
この記事に言及しているこのブログ内の記事