【書評・感想】人は意外に合理的
2011-07-18-2
[BookReview]
3年以上前に献本頂いたまま紹介する機会を逃してしまいました。読みかけのまま行方不明になってたりしたのですがやっと読了。
広い範囲に観察できる合理的行動の紹介と、その「合理的」に基づく考え方が深い洞察に結び付くことの説明。豊富な事例と解説の詰まった本です。
■ティム ハーフォード / 人は意外に合理的 - 新しい経済学で日常生活を読み解く
なるほどと思ったのは「どうして上司は給料をもらいすぎているのか」という章。トーナメント理論というのが登場し、「上司はなぜ無能なのか」の「ピーターの法則」とは異なった側面から説明されています。
広い範囲に観察できる合理的行動の紹介と、その「合理的」に基づく考え方が深い洞察に結び付くことの説明。豊富な事例と解説の詰まった本です。
■ティム ハーフォード / 人は意外に合理的 - 新しい経済学で日常生活を読み解く
この世はとかく不条理なもの、人間はとかく不合理なものだとだれもが口をそろえて言う。だが、本当にそうだろうか? イギリス発・新進気鋭の人気ジャーナリストが経済学を使って日常生活の裏側に隠された因果関係をあぶり出す。
なるほどと思ったのは「どうして上司は給料をもらいすぎているのか」という章。トーナメント理論というのが登場し、「上司はなぜ無能なのか」の「ピーターの法則」とは異なった側面から説明されています。
トーナメント理論の創設者の一人である経済学者、エド・ラジアーはこう述べている。「副社長の給与は副社長補佐の動機づけにはなるが、副社長自身の動機づけにはならない」。
(p.165)
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