【書評・感想】ゲーテに学ぶ 賢者の知恵
2011-07-22-5
[BookReview]
献本いただきました。ありがとうございます。
(ref. [2010-11-11-1])
■適菜収 / ゲーテに学ぶ 賢者の知恵
ゲーテ名言まとめ本です。
ゲーテのビシッとくる格言・名言って、いろんな本に引用されまくり。
それだけ人の心に強くうったえかけるものがあるんでしょうね。
以下、ピンときたものを抜き書き。
他のゲーテ本からすでに抜き書きしてる言葉もあるけど気にせずに。
ref.
- 齋藤孝著「座右のゲーテ」[2006-03-27-1]
- 「ゲーテ格言集」[2001-11-30-5]
(ref. [2010-11-11-1])
■適菜収 / ゲーテに学ぶ 賢者の知恵
ゲーテが残した至高の名言200余を、哲学者の適菜 収が、激動の今を生きる読者のために選んで1冊にまとめました。
ゲーテ名言まとめ本です。
ゲーテのビシッとくる格言・名言って、いろんな本に引用されまくり。
それだけ人の心に強くうったえかけるものがあるんでしょうね。
以下、ピンときたものを抜き書き。
他のゲーテ本からすでに抜き書きしてる言葉もあるけど気にせずに。
「誰とつきあっているか言ってみなさい。そうしたら、君がどんな人であるかと言ってみせよう」
(p.26)
「ひとりの人間の生活そのものが、その人間の性格なのである」
(p.138)
「どんな賢明なことでもすでに考えられてしまっている。人はそれをもう一度考えてみる必要があるだけだ」
「賢者がすでに千年も前に答えている問題を、無知な人間はあらためてまた得意げに提出する」
(p.117)
「数千年もの間、多くの偉人たちが考えてきた。だから、いまさら新しいことなど簡単に見つかるわけがない」
「プラトンやレオナルド・ダ・ヴィンチ、その他大勢の卓越した人たちが、私と同じことを発見し、同じことを述べている」
(しかし、その主張は繰り返し唱えられなければならない。)
「なぜなら、間違ったことがたえず語られているからだ」
(p.227)
「世の中には羊の皮をかぶった狼がうろついている」
「それよりももっと危険なのは、何かの皮を着た羊である。人々はそれを本物以上と思い込むから」
(p.36)
「木が燃えるのは、その中に燃える要素をもっているからだ」
「人間が名をあらわすのは、その人に有名になる素質が備わっているからだ。名声は求めて得られるものではない。それを追いまわしても無駄だ」
(p.46)
「大切なことは、すぐれた意思をもっているかどうかだ。そして、それを成し遂げるだけの技能と忍耐力をもっているかどうかである。その他のことはどうでもいい」
(p.51)
「真理を見いだすより、誤りを見つけるほうが簡単だ」
「誤りは表面にあるので片付けやすい。真理は深いところにあるので、誰にでもそれを探ることができるわけではない」
(p.100)
「活動的な愚者ほど恐ろしいものはない」
(p.149)
「ひとりの人間を心の底から愛すれば、ほかのすべての人にも好感をもてるようになる」
(p.195)
「自分の境遇以上のものをがんこに否定するのが俗物である」
「彼らは、他人の境遇を否定するだけでなく、ほかのあらゆる人間が自分とおなじ存在でなければならないと要求する」
(p.223)
ref.
- 齋藤孝著「座右のゲーテ」[2006-03-27-1]
- 「ゲーテ格言集」[2001-11-30-5]
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