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献本いただきました。ありがとうございます。
(ref. [2011-08-12-2])

武田隆 / ソーシャルメディア進化論

「インターネットの心あたたまる関係」と「収益化」は果たして両立しうるのか?

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本書では、花王、ベネッセ、カゴメ、レナウン、ユーキャンなど約300社を支援してきた実績をもとに著者が12年の歳月をかけて独自に確立したソーシャルメディア・マーケティング手法を紹介。収益を伴う消費者ネットワークの構築手法を公開するのは、本書が初となる。

インターネットの中で互いにつながり合い、日々小さくなっていく私たちの社会。ソーシャルメディアは社会・メディア・消費のそれぞれにどのような変化をもたらしていくのだろうか?
本書には、その問いかけに対する回答がすべて詰まっている。

インターネットの中心にやってきたソーシャルメディア。そのソーシャルメディアにおけるビジネスの話。つまりは企業コミュニティの話。「心温まる関係」と「お金儲け」の両立を目指して。

以下、読書メモ:

- 工業化・都市化による「私でなければならない理由」の減少から、個人を取り戻すという流れの一つの到達点としてのソーシャルメディア。

- ジョージソロスの東欧の民主化支援で最も効果的だったのがコピー機の寄贈。

- インターネットの本質に適応するコミュニケーションスタイル。FOOL。フラット、オープン、オンリー、ロングターム。

- 場が非活性になる要因。「20名の法則」。20名を超えると急速に活性が失われ分散や解散する現象。

- ソーシャルメディア=人間交際メディア。

- 企業コミュニティの運営。結局昔ながらの掲示板の運営。サポーターを育てる。モデレータ重要。

- ユーザーサークルはたいてい数ヶ月で消える。思いつきで作られ役目が終われば解散。

- 企業コミュニティ活性化→帰属意識の向上→マネタイズ。

- クローズドな掲示板での少人数でのグループインタビュー。参加者はモデレータからの質問に回答する。他の人のも読める。相乗効果。外部からは見えない。効果大。
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