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今月は5冊読みました。

長神風二 / 予定不調和

「体細胞由来クローン」
「脳画像技術による嘘発見器」
「遺伝子ドーピング」…。

最先端の科学によって登場しつつある“今までになかったもの”は、単に生活を便利にするだけでなく、私たちの価値観を揺さぶる存在に。

ある技術だけを推し進めた際に生じる「予定不調和」。
一見、気味悪そうな現象に「調和」をもたらすためには、何が必要なのか?
近未来を想定したフィクションで多彩な事例を紹介しつつ、研究の今を描き出す異色の作。
ref. [2011-01-05-1]*

小島寛之 / 完全独習 統計学入門

初歩の初歩からスタートしながらも、「検定」や「区間推定」という統計学の最重要項目のゴールに最短時間で到達することを目指します。
▽「統計学」を効率よく、1ステップずつ理解するために、本書のスタンスは以下のようになっています。
●本書では、標準偏差(S.D.)を最も重要視する
●本書では「確率」をほとんど扱わない
●「95パーセント予言的中区間」を用いて説明
●数学記号も数学公式もほとんど使わない(出てくるのは中学数学だけ)
●穴埋め式の簡単な練習問題で独習できる
ref. [2011-01-16-1]

藻谷浩介 / デフレの正体 - 経済は「人口の波」で動く

「生産性の上昇で成長維持」という、マクロ論者の掛け声ほど愚かに聞こえるものはない。日本最大の問題は「二千年に一度の人口の波」だ。「景気さえ良くなれば大丈夫」という妄想が日本をダメにした。これが新常識、日本経済の真実。
ref. [2011-01-18-2]*

D.ロウントリー / 涙なしの統計学(→新版
見慣れない記号や難解な数式に泣かされず、文章と図版による解説のみで統計学のエッセンスがマスターできるユニークな統計学への入門書。身近で親しみやすい具体例を基に、読者が自分の頭で考えることで理解していく解説のスタイルをとり、統計学の基本的な諸概念と実際の手法が自然に身に付くように工夫されている。初めて学ぶ人にとってのテキストであるとともに統計学に関心のあるすべての読者にとって含蓄のある「読み物」でもある。
ref. [2011-01-19-2]

山西みな子 / もっと自由に母乳育児-マニュアルより赤ちゃんとの「対話」を

一人ひとりちがう「母乳で育てるコツ」を見つけるにはどうしたらよいか。30年以上の母乳指導・治療の経験をもつ著者がやさしくアドバイス。赤ちゃんのしぐさの意味と対処法、乳房の自然な手当法など。
ref. [2011-01-26-1]

(「*」は献本。)