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ドクター中松氏がチベット仏教の活仏になったという謎なニュースがあったのが今年の3月。
当時の日刊スポーツの記事の引用の引用(下記)によると、『インドでチベット仏教最大宗派「ゲルク派」トップから「金剛大阿闍梨(あじゃり)」の位を授与された』とのこと。

- ドクター中松がいきなりチベット仏教の活仏に (仏教と仏教美術の日々)
http://d.hatena.ne.jp/ragaraja/20100310/1268233639
発明家ドクター・中松氏(81)が9日までに、インドでチベット仏教最大宗派「ゲルク派」トップから「金剛大阿闍梨(あじゃり)」の位を授与されたことが分かった。同氏によると、チベット仏教指導者として最高ランクという。世界的な知名度などが評価され、いきなり“特別選任”された模様。

これに対して、ダライ・ラマ法王日本代表部事務所から2010年7月30日付けでのお知らせ。

- チベット仏教ゲルク派・ガンデン座主からのお知らせ
http://www.tibethouse.jp/news_release/2010/100730_gaden.html
ドクター・中松(中松善郎)氏がチベット仏教ゲルク派のガンデン座主から「金剛大阿闍梨」の称号が授けられたのは事実ですか、との問い合わせを多数頂きました。
中松氏とは以前からの面識があるものでもなければ、特別な関係をもっているものでもありません。常時、私のところには様々な方がいらっしゃいます、彼もそのひとりにすぎません。私が彼をわざわざここまで呼んで、帽子と金剛大阿闍梨の地位を授けたものでもありません。
彼は帽子を持参し、写真を撮らせてください、と私のところにいらっしゃいました。その彼の希望にそっただけです。その後、一部の会員に渡すための賞状にサインしてくださいと頼まれ、サインをいたしました。
中松氏が私およびゲルク派の名前を装い、金剛大阿闍梨の地位を授かったという情報を流すことは正しくありませんので、各関係者に正しくお知らせいただきますようお願い申し上げます。

どっかで聞いたような話だなあ。
やれやれ。

追記100804: ドクター・中松側からの説明・反論。
- ダライ・ラマ法王日本代表部事務所 代表 ラクパ・ツォコ 殿へ質問状
http://dr-nakamats.seesaa.net/article/158351186.html
- 金剛大阿闍梨授与の経緯について
http://dr-nakamats.seesaa.net/article/158253546.html