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極短小説

2009-08-27-3 [BookReview]
複数の著者によるショートショート集。
もともとは英語の「55語の小説」という投稿小説集(?)をまとめた本。
英語の55語は日本語だと、見た感じツイッター小説(140字)より長め。

スティーブ モス, ジョン・M ダニエル(編集) / 極短小説


一編一編短いので、さくさく読めるので、隙間時間にぴったりです。
電車5分乗り換えてまた5分の通学時間だった高校生時代にひたすら読みまくった星新一を思い出します。

雰囲気をお伝えするために一編だけ引用:
100万年宇宙の旅   ディーン・クリスチャンスン
 着陸したエイリアンの巨大宇宙船を歓迎するため、大統領はアリゾナの砂漠へ急行した。
「ピース」と大統領はいった。
「ありがとう」人間によく似たエイリアンはいった。「われわれは百万年間の宇宙大遊覧ツアーに参加しました。いよいよ故郷に帰ることになって大喜びです」
「どうぞごゆっくり。そのあとは、ご無事な旅を祈ります」
「いや、あなたは誤解しておられる」とエイリアンはいった。「ここがわれわれの故郷なんですよ」
うー、ブラックだ。
その後の展開が気になるなあ。
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