3000万円をつくる投資信託術 - サラリーマンのためのインデックス投資入門
2010-04-23-2
[BookReview][Money]
献本いただきました。ありがとうございます。
(ref. [2010-04-13-2])
■竹川美奈子 / 3000万円をつくる投資信託術 - サラリーマンのためのインデックス投資入門
マネーリテラシーをとことん分かりやすく解説してくれる竹川美奈子氏(@minakotakekawa)の新著です。今回は投資信託を買って資産を殖やすという具体的な話です。
資産形成に大切な三つの戦略は「長期」「分散」「低コスト」。
これら三つの戦略の実行に最適なのがインデックスファンドなのです。
例えば株式が対象のインデックスファンドならば株式市場全体に投資しているようなものなので分散はバッチリ。市場全体がターゲットなので、一社の株のように極端な急激上昇がないかわりに極端な急激下落もないので長期保有に適しています。インデックスファンドは投資信託の一種ですが、一般の投資信託に比べて保有している間にかかるコストが低いのが特徴。
というわけで、この本を通して勧められていることは:
インデックスファンドの目論見書、運用報告書の読み方の解説なんかもあって、親切な中身になっています。あと、資産形成には土台作りが大切ということで、コア(土台)とサテライトに分けて考えることが説かれています。基本的には資産の大部分はコアでインデックスファンド。それ以外に余裕(つまりゼロになっても生活に困らないお金)があればリスクを取る、と。
§
最近景気が悪いのにこういう話はどうなのよ、という意見もあるかと思いますが、私は10年近くドルコスト平均法を基本戦略として投資を続けていますがプラスです。まあ自己責任でどうぞ。
読了したタイミングでアセットロケーションを見直しました。だいぶバランスが悪かったので。竹川さんの新著が出るたびに見直すと丁度良いタイミングかも!
こちらも参考にしました。
- 長期分散投資ブロガーの殿堂
http://www.money-college.org/blog/campus/?page_id=39
ちなみに401kでは日本株式、外国株式、日本債券、外国債券のバランスを均等にしています。
そういえば、カブッドットコムの「ファンド星人」で積み立てをしていたのですが、
いつのまにか「千円積立」という名前に変わってしまいました。
「ファンド星人」のキャラ(ファンディ?)がかわいくて好きだったんだけどなあ。
URLにはファンド星人の名残(fundseijin)が残っていますね:
http://kabu.com/item/fundseizin/
§
p.87 にある「低コストインデックスファンドの例」にモーニングスターのリンクつけて掲載しておきます:
この前の載せたけど、投資をはじめる前に押さえておきたい「シンプル投資7カ条」(第7章の目次なのです):
(1) 世界にまるごと分散投資する
(2) 10年以上の長期で考える
(3) 複利効果をいかす
(4) なるべく早くスタートする
(5) コストにこだわる
(6) コツコツ積み立てる
(7) 数年に1回は見直す
インデックス投資ナイト(http://idxnght.com/)が紹介されていました。
次回は参加したいなあ。
■竹川美奈子 / たりないお金 - 20代、30代のための人生設計入門
ref. [2009-09-23-1]
■竹川美奈子 / 「しくみ」マネー術
ref. [2008-08-26-1]
■竹川美奈子 / 投資信託にだまされるな!
ref. [2008-05-19-1]
(ref. [2010-04-13-2])
■竹川美奈子 / 3000万円をつくる投資信託術 - サラリーマンのためのインデックス投資入門
忙しいサラリーマンにピッタリのインデックス投資。ベストセラー『投資信託にだまされるな!』の著者が、その理論的根拠やファンド選びのコツ、具体的な投資法を徹底解説する。損をしないための「シンプル投資」7カ条も必読。これ1冊読むだけで、もう迷わなくて済む。(追記: Kindle版もあります)
マネーリテラシーをとことん分かりやすく解説してくれる竹川美奈子氏(@minakotakekawa)の新著です。今回は投資信託を買って資産を殖やすという具体的な話です。
資産形成に大切な三つの戦略は「長期」「分散」「低コスト」。
これら三つの戦略の実行に最適なのがインデックスファンドなのです。
例えば株式が対象のインデックスファンドならば株式市場全体に投資しているようなものなので分散はバッチリ。市場全体がターゲットなので、一社の株のように極端な急激上昇がないかわりに極端な急激下落もないので長期保有に適しています。インデックスファンドは投資信託の一種ですが、一般の投資信託に比べて保有している間にかかるコストが低いのが特徴。
というわけで、この本を通して勧められていることは:
低コストのインデックスファンドを購入し、世界の株式・債券に幅広く分散投資を行い、世界の経済成長に乗っていく。ただそれだけです。
(p.16)
インデックスファンドの目論見書、運用報告書の読み方の解説なんかもあって、親切な中身になっています。あと、資産形成には土台作りが大切ということで、コア(土台)とサテライトに分けて考えることが説かれています。基本的には資産の大部分はコアでインデックスファンド。それ以外に余裕(つまりゼロになっても生活に困らないお金)があればリスクを取る、と。
資産形成のコアになる部分についてはインデックス運用が適しています。その上で、もし時間に余裕があれば、しっかり勉強して「これは」と思える地域や商品に投資してもいいでしょう。個別株や、成長性を期待する国の株式投信などを買うのも選択肢の一つです。
ただし、集中投資はそれだけリスクも高くなります(大きく値上がりすることもある代わりに、下がる可能性も高くなります)。ですから、サテライト部分は多くても投資資金の3割程度にとどめておいたほうが安心です。
運用にあまり手間や時間をかけたくない人は、サテライト部分はゼロ、つまりコア部分だけでも十分です。
とくに、若いうちはサテライト部分の投資に多くの時間を費やすよりも、一生懸命に仕事に励んだり、自己投資(勉強をしたり、映画を観たり、本を読んだり)したほうが、長い目でみて稼ぐための力を含めた「自分の価値」を高めることにつながり、結果的にトータルでの資産は増えるのではないかと思います。
(p.48)
§
最近景気が悪いのにこういう話はどうなのよ、という意見もあるかと思いますが、私は10年近くドルコスト平均法を基本戦略として投資を続けていますがプラスです。まあ自己責任でどうぞ。
読了したタイミングでアセットロケーションを見直しました。だいぶバランスが悪かったので。竹川さんの新著が出るたびに見直すと丁度良いタイミングかも!
こちらも参考にしました。
- 長期分散投資ブロガーの殿堂
http://www.money-college.org/blog/campus/?page_id=39
ちなみに401kでは日本株式、外国株式、日本債券、外国債券のバランスを均等にしています。
そういえば、カブッドットコムの「ファンド星人」で積み立てをしていたのですが、
いつのまにか「千円積立」という名前に変わってしまいました。
「ファンド星人」のキャラ(ファンディ?)がかわいくて好きだったんだけどなあ。
URLにはファンド星人の名残(fundseijin)が残っていますね:
http://kabu.com/item/fundseizin/
§
p.87 にある「低コストインデックスファンドの例」にモーニングスターのリンクつけて掲載しておきます:
日本株式 | STAM TOPIXインデックス・オープン eMAXIS TOPIXインデックス |
先進国株式 | STAM グローバル株式インデックス eMAXIS 先進国株式インデックス |
新興国株式 | STAM 新興国株式インデックス・オープン eMAXIS 新興国株式インデックス |
外国債券 | STAM グローバル債券インデックス eMAXIS 先進国債券インデックス |
この前の載せたけど、投資をはじめる前に押さえておきたい「シンプル投資7カ条」(第7章の目次なのです):
(1) 世界にまるごと分散投資する
(2) 10年以上の長期で考える
(3) 複利効果をいかす
(4) なるべく早くスタートする
(5) コストにこだわる
(6) コツコツ積み立てる
(7) 数年に1回は見直す
インデックス投資ナイト(http://idxnght.com/)が紹介されていました。
次回は参加したいなあ。
竹川美奈子本紹介記事リスト
■竹川美奈子 / たりないお金 - 20代、30代のための人生設計入門
ref. [2009-09-23-1]
■竹川美奈子 / 「しくみ」マネー術
ref. [2008-08-26-1]
■竹川美奈子 / 投資信託にだまされるな!
ref. [2008-05-19-1]