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昨年2回高校へ授業(実験教室)に行きました(ref. [2009-11-11-2][2009-12-14-3])。
その授業で行った実習(グループワーク)のために、新規に作ったネットサービスを紹介します。

実際の授業では、単語間の関連度の強弱を実際にウェブ検索して調べるという実習が大部分を占めました。グループワークで5つの単語を適当にあげてもらい、それぞれの単語同士の関連度(検索ヒット数をベースとしたシンプソン係数)を求めてもらいます。5つで総当りすると大変なので、簡単なマッシュアップサイトを作って、生徒にはそこに5つの単語を入れてもらうことにしました。

そのマッシュアップサイトが「kanren five(関連5)」です。5つの単語を入れるとすべてのペアのシンプソン係数を裏で計算します。本当はグラフ描画までやりたかったのですが、実装が面倒なことと、教育目的ということもあって表が出てくるだけです。

- kanren five
http://yapi.ta2o.net/k5/

ロジック解説:
(1) 入力された5つの単語(4,3,2でもOK)を受け取る。
(2) 入力に対して必要な頻度をY!APIで取得。
(3) シンプソン係数を計算。
(4) 表にして提示。

kanren five - 関連5

授業では、表の数値を元に関連グラフを手描きしてもらい、回収してプロジェクタ投影して講評しました。

基本的には、シンプソン係数の大きい上位5つを5本の線として描いてもらいました。こんなグラフになります(これはサンプルとして作成したものです):
kanren five

なお、何年か前に東大の松尾豊先生がキーワードを複数入れると関連度計算してグラフまで出すようなのを作ってた(非公開?)ような記憶があります。