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「クチコミの技術」[2007-03-30-3]のコンビ、[N]ネタフルのコグレさんと[mi]みたいもんのいしたにさんによるマキコミの技術。これはぜひとも巻き込まれなければと、会社の近くの書店でゲット。さっそくの記念マキコです(NGワード?)。

コグレマサト, いしたにまさき / マキコミの技術


当たり前だけど大切なことが仰々しい煽りではなく個人レベルの等身大の視点で丁寧に解説せれています。人柄が出ているというか、ブログ柄が出ているというか、普段通りの通常運転です。

以下、読後雑感をつらつら:

- つながることと続けることの二つが強調されています。どちらも大切だけど、続けることの方が簡単だし着実かな。つながることも「つながり続けること」で初めて意味があるしね。

- ネットだけでなくリアルに着地する事例がいくつか。ソーシャルネットをリアル現場で完結させることは本質ではないと思っていますが、重要な要素です。

- 巻き込む技術よりも巻き込まれる技術。うまい巻き込まれ方が重要。積極的に巻き込まれる。最近は若干(というか、かなり)巻き込まれ疲れしているので、巻き込まれオンオフをスムーズに切り替える技術が切望されます。

- ソーシャル活動はブログをベースにという話があったけど、まさにブログは母艦なんですよね。各種SNSがiPhoneだとしたらブログは母艦PC。

- 「ログの積み重ねはうそをつきません。信頼できる人であるかそうでないかは、これまで継続してきたものを見ればわかります。」(p.120) まったくその通りですよね。ほんと。

- オフ会などで実際に会ったときにいきなり本題に入れる(p.127)、というのはお互いソーシャルネットを使うようになってからですね、確かに。前世紀やゼロ年代前半であればお互いのウェブ日記を読んでいるという前提があったのですが、ブログがあふれる時代になるとやはりソーシャルネットの存在が必須になってるなあ。

- リアル世界を補完するツールとしてのソーシャルネットという位置付けがここ数年ですっかり定着してます。mixiの時代よりもtwitterの時代の方が広がりを感じるのはみんなのつながりたい要求が可視化されてるからですね。

- twitter時代のオフ会では「お友達と連れだって参加」というケースがかなり減っている感じがします。個人で行動する人にとっての使いやすいツールってことなんでしょうね。

関連書籍


いしたにまさき / ネットで成功しているのは〈やめない人たち〉である

(ref. [2010-11-25-4])

クチコミの技術

(ref. [2007-03-30-3])

ツイッター 140文字が世界を変える

(ref. [2009-10-09-5])
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