最初から気合いを入れると続かない
2008-06-04-1
[Opinion]
別に法則ってほどのものでもないし、
誰でも気づく当たり前のことなんんだけど、
「最初から気合いを入れると続かない」という
法則は広範囲にあてはまるなあ、と。
で、この記事の結論を先に行っておくと、
「無理せずできることからコツコツとアウトプット」、
そして、「続けたいなら見栄をはるな」。
競合他社が出したソフトウェア製品がすごい人気で、
「我が社でも追随して類似製品を出さねば!」という
状況を経験したことのある人は多いと思う。
こういうプロジェクトで失敗する最大の要因は、
「後発なんだから、
競合製品を越える性能とオリジナリティを持つものにして、
一気に巻き返すのだ!」
という考え方。
プロジェクトリーダーがこういう考えで凝り固まっていると、
結局まともなアウトプットが出せない状態になる。
出せたとしてもかなりタイミングが遅れて、意味がなくなってたりする。
そうなるとその先がなくなる。プロジェクトとして続かない。
開発に関わる人にとっては悲しい話だ(まあ、こういう方針でなければ
「プロジェクト取りつぶし」になるという状況もありがちなので
一概にリーダーをせめられないんだけど、本題でないので置いておく)。
で、たぶんベターな方法は、ここで見栄をはらないで、
競合製品並み、またはそれ以下の性能でいいから、
まずは世に出すってことだと思う。
そして徐々にバージョンアップで追いついていく。
つまり、無理せずできることからコツコツとアウトプット。
何も出せないよりの断然良いはず。
定期的にニュースや動画を配信する「ビデオブログ」というのがある
(http://wiredvision.jp/archives/200507/2005071901.html)。
米国ではロケットブームなんかがメジャー。
で、日本では昨年の夏頃に女性キャスターがIT系なニュースを
紹介する10分番組「すらすらニュース」(http://slasla-news.com/)
がスタートした。
撮影、編集、構成はかなりしっかりとなされていて(プロの技!)、
しかも毎週欠かさずアップされていた。
一方、私も参加しているトーキョードリフト(http://tokyodrift.jp/)
というビデオブログもそのころにスタートした。こちらは、
「すらすら」とは異なり動画については素人のブロガーが集まって、
各自撮影した動画を短く荒く編集して公開するというもの。
「何がやりたいのか分からない」「つまらん」「死ねばいいのに」
などの批評を受けつつも(最後のは嘘)、
ゆるい感じで毎週欠かさずアップしている。
さて、2007年毎週更新されていた「すらすらニュース」は
12月を最後に更新がストップしている。
伝え聞いた話では、予算や時間の関係で続けられなくなったらしい。
あれだけしっかりした作りだから工数はかなりかかるだろう。
まあ難しいんだろうね。
一方、われらがトーキョードリフトは空気のように今も毎週更新している。
つまり、言いたいことは、
気合いを入れてかっこよくしっかりとがんばってスタートしても、
それが故にかえって続かなくなることがあるということ。
無理せずできることからコツコツとアウトプットしていけば、
ともかく続けることができる。
外部要因で続けられなくなって、何も出せなくなるより断然良いはず。
ブログもそう。
気合いを入れて、「ブログ界隈(または、○○業界)をバッサリ切るぜ!」
みたいな感じでスタートすると、絶対失速する。
「打ち上げ花火のように、どかーんと目立って、短期間で散りたい」
という人でなければ、かっこつけずに、無理せずに、
自分ができる範囲でゆるくやっていくのが長く続けるコツ。
無理せずできることからコツコツとアウトプット。
で、この「ブログを続ける」というテーマについては
もうちょっと語りたいことがあるので、また後日まとめたい。
追記081004: まとめた!
- [を] 長く続けるブロガーと辛口なブロガー[2008-10-04-3]
誰でも気づく当たり前のことなんんだけど、
「最初から気合いを入れると続かない」という
法則は広範囲にあてはまるなあ、と。
で、この記事の結論を先に行っておくと、
「無理せずできることからコツコツとアウトプット」、
そして、「続けたいなら見栄をはるな」。
競合製品
競合他社が出したソフトウェア製品がすごい人気で、
「我が社でも追随して類似製品を出さねば!」という
状況を経験したことのある人は多いと思う。
こういうプロジェクトで失敗する最大の要因は、
「後発なんだから、
競合製品を越える性能とオリジナリティを持つものにして、
一気に巻き返すのだ!」
という考え方。
プロジェクトリーダーがこういう考えで凝り固まっていると、
結局まともなアウトプットが出せない状態になる。
出せたとしてもかなりタイミングが遅れて、意味がなくなってたりする。
そうなるとその先がなくなる。プロジェクトとして続かない。
開発に関わる人にとっては悲しい話だ(まあ、こういう方針でなければ
「プロジェクト取りつぶし」になるという状況もありがちなので
一概にリーダーをせめられないんだけど、本題でないので置いておく)。
で、たぶんベターな方法は、ここで見栄をはらないで、
競合製品並み、またはそれ以下の性能でいいから、
まずは世に出すってことだと思う。
そして徐々にバージョンアップで追いついていく。
つまり、無理せずできることからコツコツとアウトプット。
何も出せないよりの断然良いはず。
ビデオブログ
定期的にニュースや動画を配信する「ビデオブログ」というのがある
(http://wiredvision.jp/archives/200507/2005071901.html)。
米国ではロケットブームなんかがメジャー。
で、日本では昨年の夏頃に女性キャスターがIT系なニュースを
紹介する10分番組「すらすらニュース」(http://slasla-news.com/)
がスタートした。
撮影、編集、構成はかなりしっかりとなされていて(プロの技!)、
しかも毎週欠かさずアップされていた。
一方、私も参加しているトーキョードリフト(http://tokyodrift.jp/)
というビデオブログもそのころにスタートした。こちらは、
「すらすら」とは異なり動画については素人のブロガーが集まって、
各自撮影した動画を短く荒く編集して公開するというもの。
「何がやりたいのか分からない」「つまらん」「死ねばいいのに」
などの批評を受けつつも(最後のは嘘)、
ゆるい感じで毎週欠かさずアップしている。
さて、2007年毎週更新されていた「すらすらニュース」は
12月を最後に更新がストップしている。
伝え聞いた話では、予算や時間の関係で続けられなくなったらしい。
あれだけしっかりした作りだから工数はかなりかかるだろう。
まあ難しいんだろうね。
一方、われらがトーキョードリフトは空気のように今も毎週更新している。
つまり、言いたいことは、
気合いを入れてかっこよくしっかりとがんばってスタートしても、
それが故にかえって続かなくなることがあるということ。
無理せずできることからコツコツとアウトプットしていけば、
ともかく続けることができる。
外部要因で続けられなくなって、何も出せなくなるより断然良いはず。
ブログ
ブログもそう。
気合いを入れて、「ブログ界隈(または、○○業界)をバッサリ切るぜ!」
みたいな感じでスタートすると、絶対失速する。
「打ち上げ花火のように、どかーんと目立って、短期間で散りたい」
という人でなければ、かっこつけずに、無理せずに、
自分ができる範囲でゆるくやっていくのが長く続けるコツ。
無理せずできることからコツコツとアウトプット。
で、この「ブログを続ける」というテーマについては
もうちょっと語りたいことがあるので、また後日まとめたい。
追記081004: まとめた!
- [を] 長く続けるブロガーと辛口なブロガー[2008-10-04-3]