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選挙前に Kindle ストアで買いました。選挙前に読了できなくて残念! アレな話もありますが、ともかく刺激的で「何かが起こりそう」と感じさせてくれる本でした。

津田大介 / ウェブで政治を動かす! [Kindle版]

われわれはいつから「政治」に興味がなくなってしまったのだろうか政治は、もはや遠い世界の出来事ではない。きみがウェブを駆使して社会を動かせる時代は、もうそこまで来ている! 本書では動員の革命、政治家のSNS利用、ネット選挙、オープンガバメントなど、近年のめざましい動きを追い、「どうせ何も変わらない」という閉塞感を抱えた現代人へ向け、ネット界の寵児が政治への新しいアプローチを説く。

全体を通しての内容は:
本書は、筆者が何より重要であると考える政策にフォーカスを置き、インターネットのような新しい情報技術を政策決定過程の透明化や、決定過程にどれだけ関与させることができるのか考察していく
といった感じです。ネット界隈での政治的な動き、または政治側のネット利用についての現状を多岐にわたって解説した本です。

ここ最近のネット&政治の出来事がだいたい網羅されているので、あまりネットを使っていない人はざっくりと概観を得るために、私みたいなヘビーネットユーザは復習のために読むのが良いですね。

自分用メモ:
- 違法ダウンロード刑罰化、著作権問題
- ウェブで作るデモ
- ネット世論調査の限界
- ネット選挙運動
- 文脈を無視された発言報道に対するSNSでの即時カウンターの有効性(カウンターできないことの不利益)
- 主にTwitter界隈で暴れ回ってたトンデモ議員たち
- SNSで作る信頼
- リアルタイム化、事業仕分け
- がばったー http://govtter.openlabs.go.jp/
- You Choose http://youchoose.yougov.com/redbridge2012
- GOV2.0、オープンガバメント
- 「筆者がウェブと政治の関わりを本気で考え始めたのは、2009年12月7日、東京大学安田講堂で開催された「第1回ウェブ学会シンポジウム」内のセッション「ウェブと政治」にパネリストとして出演したことがきっかけだ。」

目次:
第1章 政治的無関心は何を引き起こすのか
第2章 ウェブでつくる新時代のデモ
第3章 ソーシャルメディア+マスメディア=?
第4章 ネット世論を考える
第5章 ネット選挙にみる次世代の民主主義
第6章 政治家のソーシャルメディア利用術
第7章 問われるソーシャルメディアリテラシー
第8章 きみが政治を動かす
終章 ガバメント2.0が実現する社会へ