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なかなか興味深い話も。
取材者の意地悪な質問により、いろいんな話題が引き出されている感じ。

- 沈黙を破ったホリエモン,ITを語る (ITpro)
  http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Interview/20080910/314505/

僕のビジョンは非常に単純でした。テレビの画面にURLを流し続ける,
ただそれだけでした。ネットにユーザーを集める純粋な広告媒体として,
テレビ局が必要だったのです。
 テレビ局を買収しなくても、CM出稿すればいいじゃないかという批判もありました。
しかし、当時のテレビ局はURL等ネットに誘導するものを表示する時間を
かなり制限していたし、そもそもスポットCMは既に費用対効果を考えれば割高で、
売れ残りの枠もかなりあったはずです。
テレビの画面にURLを流し続けるって、「なんだそんだけかよ!」と思うも当時は抵抗激しかったんだろうなあ。
「続きはネットで!」な昨今と比べると隔世の感がありますね。
たった4年でいろいろ変わったなあ、と。
それでも、いまだにテレビの大画面で番組見ながらウェブを見たりできないからなあ。実況チャットしながら、とか。

ホリエモン : [...]では,Googleが世界一になれたポイントは何だと思いますか。

インタビュアー:PageRankのロジックをベースとした検索エンジンを発明し,
それを広告事業と結びつけることができたからだと思います。

ホリエモン : そういう発想ではダメだと思うんです。
Googleが秀でていたのは,検索エンジンに対する考え方です。
Googleというのは「インフラ屋」,あるいは「サーバー屋」なんですよ。
つまり,いかに安くサーバー機を調達し,そのサーバーを大量に置ける
データセンターを構築できるかというところに注力したことです。
広告ビジネスで重要なのは,
いかに速く検索結果と広告を表示できるかというスピードです。
僕はGoogleが成功した真の理由は,そこにあると思います。
Google の成功の要因について。
インフラ屋あるいはサーバー屋というのはまさに本質。
って、 dankogai さんもこんな話をしてなかったけな。

技術力で当時のライブドアがGoogleに負けていたかと問われれば,
正直な気持ちとして「そんなことはないよ」と言える。
逆にGoogleは大した技術力があるとは思っていません。
優秀なプログラマが大勢いる会社というよりも,
泥臭い技術力の会社だと思います。
まあ,こんなことを言っても「負け犬の遠吠えだ」と言われてしまうのがオチですが。
勝ち負けはともかく、極端な技術力の差があるとは思えない。
技術の差は決定的なものではないんだから(差がある=追いつけること、を意味する)、あとは「ポイント」をうまく押さえられるか、なんだよねえ。
そもそも Google だってゼロからスタートしたわけで、「持って生まれた天性の技術力」的なものはないのだ。

その他、「これはどうなのかなあ」「ちょっと苦しくない?」みたいな話題もありましたが、
全体的におもしろいインタビュー記事でした。


西田圭介 / Googleを支える技術 - 巨大システムの内側の世界


関連記事(追記):
- ライブドアのソニー買収/インフラ屋としてのライブドア (ARTIFACT@ハテナ系)
http://d.hatena.ne.jp/kanose/20080912/livedoorsony
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otsune: おそらくインタビューでは裁判内容に関わることはNGになってたんだろうな
- 「こんな時だからこそ安定したサービスを」--ライブドアの技術者魂 (ITmediaニュース)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0602/07/news066.html
いわゆる id:nipotan。