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大橋悦夫, 佐々木 正悟 / スピードハックス - 仕事のスピードをいきなり3倍にする技術


読了しました。 (ref. [2007-02-01-4])

サクっと読もうと思っていたものの結構読み応えあり。
というか、細かくジャブのような刺激がありますね。
「自分はこうやってるけどどうなんだろう」「こうすればもっと良いかも」
など、ちょっと読んではそんなことを考える、という繰り返し。
それゆえ、読了までの見積もり時間が大きくはずれてしまいました。

以下、読書メモ。コメント、いくつか:

作業時間は分単位で見積もろうという話(p.50)。
一つの作業に対する見積もり時間が1時間を超えるようであれば、
その目算は大きく外れる可能性が高くなります。 (p.50)
そうなんですよね。
時間の長さは要因として大きいですよね。
時間が長くなるとひとかたまりとして把握するには大きすぎるから
目算が外れやすくなる、と解説が続いています。
ただ、私は「時間が長くなると目算が外れたとされる状況が増える」
ことも原因の一つとしてあるんじゃないかな、と思っています。
どういうことかと言うと:
- そもそも短い時間だと予想以上(2倍以内なら特に)かかっても
  そんなに目算が外れたと認識されにくい。例えば、10分で終わると
  見積もった作業が15分かかった場合など。
- 一方、長い時間だとちょっと越えただけで影響が大きくなるので
  目算が外れたと認識されやすい。例えば、8時間が12時間に、とか、
  2ヶ月が3ヶ月に、などなど。

日ごろからちょっとしたリストを作っておくという話(p.60)。
あると便利なリスト、例えば、銀行口座、免許証、保険証の番号、
消耗品の型番などのメモを常備すると人生がいろいろと楽になりますね。
やってる人は多いと思いますが、私は自宅住所・固定電話番号(覚えて
ない)などを電子メモしてあります。これは非常に便利。さまざまな
申し込みフォームにもコピペするだけですし。

キッチンタイマーを使い「時間に迫られる」感覚を呼び起こし、
「やる気」に火をつけるという話(p.107)。
私は100円ショップでかったカチカチいうキッチンタイマー(カチカチ音
がけっこうプレッシャー)やTANITAのバイブレーションタイマー
[2003-02-23-1]を使っています。
タイマー

一つの作業を終えたらいったん席を離れると良いという話(p.136)。
これは確かによい習慣だと思い、すぐに実践しています。
たとえば、私は、一つの仕事を終えたら、とくに疲れていなくても、
次の仕事に取りかかる前にいったん席を離れて、
休息をするようにしています。(p.137)
でも、席を離れて手は休めても、頭は休めないそうです。

紹介されてた良さげなソフト。
- 文章構成支援ツール「JustRight!2」:文書の表記統一
  http://www.justsystem.co.jp/justright/
- PDF高速リーダー「Foxit Reader」
  http://www.forest.impress.co.jp/article/2005/09/27/foxitreader.html

あとこれまた紹介されてた「U3」対応のUSBメモリってのが良さそうです。
まあ、セキュリティ上USBメモリ自体使えない職場もあるけど…。

著者のお二人は「ライブドアwiki」をこの本を書くための「環境」として
使ってたそうです。共同執筆にはやっぱり Wiki、または Wiki的なものが
必須でしょうね。

参考サイトなど:
- スピードハックス 仕事のスピードをいきなり3倍にする技術:[俺100]
  http://blog.zikokeihatu.com/archives/001194.html
- Lifehacks (Lifehacks):NBonline(日経ビジネス オンライン)
  http://business.nikkeibp.co.jp/article/skillup/20060314/100610/
- atsushifxの七転八倒 》 スピードハックスセミナー:リンク集
  http://www.furukawa-select.com/mt/index.php/2007/02/07/links/
  (ref. [2007-01-17-2])