最近のことですが、Yahoo!デベロッパーネットワークのテキスト解析 Web API の CORS(Cross-Origin Resource Sharing)対応が完了しました。 CORS についてはここでは解説はしませんが、本稿の観点からざっくり説明すると「別ドメインにあるウェブページ内の JavaScript プログラムからテキスト解析 Web API に直接アクセスして利用できるようになった」ということです。
本稿では、サンプルコードでウェブページからテキスト解析 Web API に直接アクセスする方法を説明していきます。応用例として、Google Chrome 拡張機能のサンプルも紹介します。
そのテキスト解析 Web API の機能の一つである「校正支援」は日本語文章の品質チェック(校正)を支援するもので、文字の入力ミス、言葉の誤用、わかりにくい表記、不適切な表現などが使われていないかをチェックして、指摘します(内部の辞書データをベースとしているため完全なものではないことをご承知おきください)。
この校正支援機能のサンプルプログラムとして「HTML ファイル1つだけで完結する校正支援ツール」を作ったので紹介します。入力されたテキストに対する校正指摘をわかりやすく表示し、指摘箇所へのアクションを簡単に行える UI を持ち、特別なアプリやサーバを用意する必要がなく、Web ブラウザさえあれば今日からすぐに使える校正支援ツールとなっております。
テキスト解析 Web API は最近 CORS 対応されまして、ブラウザで表示されるWebページの中から直接 API を呼び出して使えるようになったのです。自分のサーバに一切の負荷がかからないのがありがたいです。