東アフリカのエチオピア、ケニア、ソマリアでは、先月から害虫のサバクトビバッタが大量に発生し、農作物を食い荒らす被害が拡大しています。
このうち最も被害が深刻なケニアでは、1000億から2000億匹のバッタがおよそ2400平方キロ、東京23区の4倍の範囲で農作物を襲い、すべてが食い荒らされた場合、8400万人分の食糧が失われることになるということです。バッタ害、たいへん
今のところ、完全な駆除法が見つかっていない。イチゴ・アスパラ・花など、園芸栽培に(水路の水を)利用しているので、薬剤の散布は難しい状況。
1日に最大で20cm程度伸長すると言われる。1カ月だと5~6メートル、2カ月で10メートルを超える成長力
元は、観賞用の水草として日本に持ち込まれ、野生化。在来種を駆逐するおそれもあるため、2005年、駆除が必要な特定外来生物に指定され、栽培や運搬が禁止された。
ことしは暖冬の影響もあり、さらなる脅威になるかもしれない。特定外来生物「ブラジルチドメグサ」。