販売ルート/媒体 | 販売額 | 前年比 |
---|---|---|
紙媒体 書店 | 9454億6600万円 | 92.2% |
紙媒体 インターネット | 2094億円 | 105.3% |
電子出版物 | 3035億円 | 125.2% |
嫌韓感情の高まりは、時代効果が大きく、次いで年代効果が大きい。世代効果の数値はプラスとなっているが、その大きさは時代効果や年代効果に比べれば小さいということだ。
つまり、年代によって、個人の関心や価値観が異なり、韓国との関わり方が違う。その結果が嫌韓感情に反映しているようだ。年代の上昇に伴って、外交、国家間の関係、外交や政治などへの関心が高まり、情報を入手する機会が高まる。また、社会の秩序やルール意識も高まる。選挙の投票率にも如実に現れている。つまり、若い年代、特に20代の嫌韓感情が低いのは、世代ではなく、年代による変化であり心的な成長と成熟の差である。
20代の意識については、「調査のクセ」があるので断定は難しい。しかし、幾つかの推測はできる。つまり、20代が韓国に親しみやすさを感じるのは、韓国コスメやK-POPなどに接する機会が多く、それが「親しみを感じる」結果に繋がっている。韓国コスメ、K-POPやジャンクフードなどのマーケティングは、中高生向けのコンビニ化粧品、デフォルメされたスタイルやダンス、少年少女のモラトリアム感情をうまくすくい取ってヒットにつなげた感がある。これは、特に日本の少女の欲望をセグメントしターゲティングしてきた成果だろう。
14、15日に朝日新聞社が実施した全国世論調査(電話)で、日韓関係について尋ねた。韓国への好悪を聞くと、韓国を「好き」は13%、「嫌い」が29%、「どちらでもない」が56%だった。18~29歳は「好き」が23%で、「嫌い」より多い。「嫌い」は、高い年齢層に多い傾向がみられ、70歳以上では41%が「嫌い」と答えた。