1. 健康成人の必要睡眠時間を精密に測定した結果、平均約1時間の自覚していない睡眠不足(潜在的睡眠不足)が存在することが明らかになりました。2. 潜在的睡眠不足の解消により、眠気のみならず、糖代謝、細胞代謝、ストレス応答などに関わる内分泌機能の改善が認められました。3. 潜在的睡眠不足は自覚していないがゆえに長期間にわたり持続する危険性があり、中長期的な健康リスクに留意する必要があると考えられます。