自分にしか読めなくていい。高度な手帳整理術は忘れる。財布に折った紙を1枚。もらった名刺に話した内容を書きまくる……。見た目の美しいメモは、後々大して役に立たない。手抜きで続けられるメモこそ、究極のメモ術。たった10秒の手間で、情報収集がうまくなり、発想は豊かに、仕事は速く、人脈は広がる。仕事ができるメモ人間になろう。
とにかくポケットに入る筆記用具を持つこと。これがとても重要である。ですね。
多くの人が勘違いしているのは、「メモ」というのは、インプット専用のものだと思っていること。そうではないのだ。ただ単にインプットするのであれば、メモは必要ない。インプットするときはそれをその後どう利用するのかを考えてメモを取るべきなのである。そうすれば、メモの実力が確実にアップするはずだ。ブログをやってると自然とそうなっていきますね。
ひとつは、聞いた話などを忘れないために記録すること。あるいはアイディアや思いつきを書き留めること。これには常に携帯できるポケットに入るメモ帳がいい。考えるときの道具以外はすべてiPhoneかPCだなあ。
もうひとつは、予定などを記録し、調整するため。これは、スケジュール帳として、日付などが入っている手帳が望ましい。
そして、もうひとつは、考えをまとめたり、学術的な記録である。これはノートがいいだろう。
もちろん、それらすべてを1冊でまとめてもいい。あるいはすべてをケータイでやるというのもいいだろう
手ぶらで出かけるときのメモ帳。これはA4の紙を1枚、財布の中に入れておく、たったそれだけである。「ペンが無い!」問題が発生するのでペン付きが良いですね。
メモは整理してはじめて使えるようになるもの。一次メモ(最初に書きつけたもの)の状態では、なかなか使えるものにならない。それを整理しないとダメである。
メモとは一般的に一次メモのことをいう。しかし、そこからさらにステップアップさせるためには、二次メモが重要なのである。二次メモというのは、いわゆる「草稿」である。
昔からアイディアが生まれる場所は三上だといわれている。「馬上・枕上・厠上」がそれである。馬上は現在だと電車等での移動中に相当。
メモの目的のひとつに「安心して忘れる」ということも含まれることを押さえておきたい。メモした瞬間に「これは忘れることができる」と思えるということが大切なのである。
「ものを片付ける」ということは、なによりも優先順位を高くしておくべきである。急ぎの仕事があってもそれよりも優先順位を高くする。