理屈のない綺麗事ばかりの世の中で、大切なものを見失いたくない人へ-夢、仕事、人間関係、社会…常論ではなく正論。流されない生き方。疑わずに生きるつまらなさ。
「なにか新しいことはできないか」という発想が古い。これはそう。
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もし、本当に新しいものをめざしたいのなら、素直に必要なもの、欲しいもの、納得のいくものを目指して作れば、普通に新しくなる。何故かといえば、上から予算を取りたいために余分な飾りをつけた結果、必要なものも、欲しいものも、常に中途半端になって、納得ができない状態になっているのが常だからである。
(p.62)
料理の達人というのは、美味しいだけではなく、素早く作る。何事も、達人=手際のよさ、だよね。
(p.82)
きれない刃物ほど手応えは大きいものである。私の大好きな「曲突徙薪(きょくとつししん)」[2004-06-13-2]な話題だ! 手際よくさらっと成し遂げるのがベストなわけだけど、いろいろ紆余曲折がないと物語としてワクワクしないわけで。私は前者でありたい。余計なワクワクはいらない。
「手応え」のある仕事がしたい、と考えている人は多い。しかし、切れ味の鋭い仕事をしたときには、手応えはない。手応えというのは、適度な摩擦、適度な抵抗のことであって、鈍い部分があるために、そこそこの苦労を強いられる。だから、手応えとして感じるのである。たとえば、自分が怠けていたり、能力不足だったりして、〆切間際になって徹夜をして、ようやく完成させた場合は、達成感があり、手応えもある。[...]ドラマなどでも、そんなぎりぎりセーフの仕事をして、それが「良い仕事」であり、「充実した職場」みたいに描かれている。
けれども、これは明らかに間違っている。良い仕事というのは、切れ味の鋭い刃物でさっと仕上げたものであり、これがプロの手際というものだ。
(p.92)
自分の意見が正しいと信じるなら、訴える手法も正しいものを選んでほしい。今の日本においては、もうまったくこれは同意。ネット見てると特にそう思う。いろいろもったいない。
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近年、昔なつかしい商品を現代風にアレンジした復刻商品に注目が集まっています。さわやかな香りとかわいらしい見た目の「レモンケーキ」は、今でも多くのファンがいるなつかしいお菓子です。今回は、ローソン・ウチカフェスイーツ風にアレンジした「スプーンで食べるレモンケーキ」を発売します。
純生クリームを使用したホイップクリームに、瀬戸内産レモン果皮を入れ、生地にもレモンのシロップをしみこませているので、一口目からレモンのさわやかな香りを感じられます。また生地には、専門店でも多く使用されている小麦粉「宝笠ゴールド」を使い、ふんわりと口どけよく仕上げました。やわらかな生地に、ホイップクリームをあわせたケーキ仕立てのため、スプーンを使ってお召し上がりいただきます。