たつをの ChangeLog : 2013-12-14

これ、面白いですね。手書きではならぬ機械書きの印刷機。って、印刷ではないか。ともかく、ペンで文字を書いてくれる機械。
 

 
手書きっぽい味わいが欲しいときなんか良いのかも。ペンを変えたら太字とかできるみたい。あと、カーボン紙に対応できるのも場面によっては嬉しいのかも。
 
最新版を出すときにはぜひともスマホ連携してもらえると使いやすさや楽しさが倍増の予感。

ワードライタ BL-80

 
マックス BL-120 ワードライタ カンタン文字書き機 BL90005

 
- ワードライタ BL-80 - 文具・オフィス機器 - 製品情報 - マックス株式会社
http://wis.max-ltd.co.jp/op/product_catalog.html?product_code=BL90001
一行書きのスペシャリスト、 価格で選ぶなら・・・
定価86,000円(税抜き)。

- ワードライタ BL-120 - 文具・オフィス機器 - 製品情報 - マックス株式会社
http://wis.max-ltd.co.jp/op/product_catalog.html?product_code=BL90005
複数行も一度に書ける、 機能で選ぶなら・・・
定価145,000円(税抜き)。一度に8行まで書ける。
 
via
- これは手書きなの?機械でペン書きするワードライターが面白い | @attrip (アットトリップ)
http://attrip.jp/121779/

仕事としてクチコミ分析などをやっているので参考のため関連書籍を2冊読みました。
 
§

大塚裕子, 乾孝司, 奥村学 / 意見分析エンジン-計算言語学と社会学の接点

目次:
1 意見分析へのニーズと背景
- 意見への関心と意見分析のニーズ
- 社会における市民参加と意見分析のニーズ
2 意見収集の方法論
- 意見収集の方法としての社会調査
- 自由回答型アンケート調査 ほか
3 意見分析の方法論
- 社会学における意見分析の周辺
- 内容分析 ほか
4 意見分析エンジンの要素技術
- 意見分析概論
- 意見を含む文の自動抽出手法 ほか
5 社会の関心、意見を分析する実践-構文論と語用論を結ぶ分析および自動分類の試み
- 対象とした意見のデータ
- 意見には何が書かれているのか-言語内の構造に着目した分析 ほか
6 インターネットから社会の関心、意見を収集・分析する
- インターネット上の情報監視
- blogWatcher:ブログページの自動収集と監視に基づくテキストマイニング
7 おわりに
- 意見分析エンジンの応用の可能性-どのように用いられるか
- 今後の展望-真の意見分析エンジンとなるためには
 
「意見分析エンジン」とは、情報処理的なアプローチによる意見分析技術を総称した用語とのこと。分析の方法論や要素技術が紹介されており、カタログ的な感じ。副題の通り、自然言語処理の話だけでなく、社会学からの視点もあるのがありがたいです。普段触れることのないテーマなので。内容分析の話など興味深かったです。クラウドソーシングがらみの仕事もしているので、社会調査(アンケートなど)の考え方、分析方法なども参考になりました。出版が2007年なので、twitterやfacebookなど最近の意見情報収集源の話はありません。あと、情報学系の人向けに社会学を説明している感じで、社会学系の人が読むとちょっと戸惑うかも。
 
一か所だけ引用。内容分析研究の第一人者であるクリッペンドルフ。数量的な分析が内容分析の基本姿勢であるという話に続き:
しかし、クリッペンドルフ自信が述べているように、定量的分析を行うためには、事前に定性的分析を行うことも必要であり、必ずしも定性的分析を排除しようとはしていない。
(p.69)
数量的・定量的な話に落とし込むための前処理、つまりは定性的分析の作業に工数がかかりすぎるのが悩みなんだけど、不可避なら仕方がないですねえ。

§

佐藤弘和、浅野弘輔、成瀬功一郎 / ソーシャルメディア クチコミ分析入門

Twitter・ブログ・掲示板・SNSなど、ソーシャルメディア上のクチコミから、
ビジネス・マーケティングに役立つヒントを見つけ出すテクニックを紹介します。
分析の手法から、結果の読み解き方、分析を成功させるためのポイントなど、
すぐに使えるテクニックが満載。
ソーシャルメディア分析ツール「クチコミ@係長」が無料で使えるデモ版アカウントで、
分析を直に体験することも可能。ブランドイメージの調査、キャンペーンの反響測定、
ユーザー意識の調査、企業の風評調査など、クチコミから生活者の「生の声」を聴く、
新しい調査メソッドのノウハウが詰まった一冊です。
PART:1 クチコミ分析で何ができるか?
PART:2 クチコミ分析の手法
PART:3 クチコミ分析の実例
PART:4 クチコミ分析の実践

各種分析手法・ツールについて、どのような使われ方が想定されているのかに興味を持ったので読んでみました。基本的には人手作業の支援であり、精度よりも使いやすさ。
 
そして、ドメイン専用語、関連語、話題成分語は結局人手で調整していくしかない。自動ではノイズが多すぎるので。除外リスト作成も肝になる。「意見分析エンジン」のクリッペンドルフの話に通じます。人手調整=定性的分析。不可避じゃ!
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