シュ | 主張(どっち) |
リ | 理由(なんで) |
2 | 根拠2つ(さらに) |
ギャク | 逆説(2つのしかし) |
ロン | 結論(だけど) |
シリーズ4回目は「主張をキラッと光らせる」。物事を説得力を持って魅力的に伝えるためのコツを紹介する。キーワードは“シュリ2ギャクロン”。via 主張をキラッと光らせる文章のフォーマット
まず、シュリ2とは、主張+理由+二つの根拠を述べること。なぜ自分がその主張をするのか、主要な理由を述べるだけでなく、さらにその根拠まで掘り下げることで、主張に奥行と広がりを持たせられる。そしてギャクロン。逆説+結論だ。あえて、自分の意見のデメリットや、反対意見のよいところを盛り込んでみる。
これからの時代、もっとも必要とされるのは、「まず物事を始める習慣をつけること」、そして、「始めたことは、最後まで続けること」。トップランナーは皆、このたった2つのことを実践し続け、「見えてる」人になっているのです。
どうすれば「今すぐ、行動する人」になれるのか。そうなることで、どんな素晴らしい人生が開けるのか。新しいことを始めるリスクや恐怖をいかに克服するか……。そんなグローバル時代の生き方・働き方の本質を、具体的なエピソードとともに説いた、アクティブでポジティブでパワフルな自己啓発書。
いとこが生まれたとき、叔父は息子のために、ブザーのついたおもちゃの箱をつくってあげた。仕掛けのついた、ずっしりした箱で、コンセントに差し込むための太いコードがついていた。
[...]
箱には二つのスイッチ、電球、ツマミなどがついていて、あるスイッチを押すとライトが点灯する。二つのスイッチを同時に押すとブザー音が鳴る。子供でなければ、いじってみるのに結構勇気がいる。
子供はこの箱を見て、あれこれいじり始める。これを押すと、ああ、こうなるのか、次はどのボタンにしようか……といった具合に。
数学者はこれを、関数と呼ぶのだろう。変数にある数が与えられると、解凍が導き出される。呼ぶと、答える。
人生もこの箱と同じ。まずは、いじってみないと始まらない。
(p.44-45)
私は、自分の墓に、次のような泣き言を刻みたいとは思わない。(ref. [2006-05-21-5])
トーマス・J・ピーターズ 1942-??
「私はすごいことをやりたかったのだが、上司がやらせてくれなかった」
(p.59)