過食症を単なる食べ過ぎと思っている人もいますが、その実体は成人女性の標準摂取カロリーの3倍から30倍も摂取する「病気」に他なりません。本人は食べることをやめたいのにやめられない。誰にも相談できず(わかってもらえず)、無理解な周囲からは「贅沢病」「意志が弱い」と非難される非常に辛い病気。本書は、そんな過食症の実態をコミック化したものです。著者の高橋さんは無理なダイエットから過食症になり、食べ吐きや下剤の使用という地獄の日々を経験します。仕事を失い、友達とも疎遠になり、ひきこもり生活に入ってお金が底をついた時、彼女はどうしたのか。どうやって快復したのか。誰も書かなかった、過食地獄からの脱出記!!