経産省によると、1日あたりに1人が接触する情報の量は、10年前の1500倍になったとのこと。現代人にとって本当に必要なのは、本の速読よりもネット情報の速読術。自分の知りたい情報、必要な情報がどんどん集まる仕組みのつくり方と、画面上の情報が超高速で読めるテクニックを解説します。
本書はパソコンにさほど詳しくない人でも十分におわかりいただける「入門編」のつもりで書いています。
つまり「これからもっと上手に、しかも効率よくネットからの情報収集をしたいな」と考えている人向けです。
日ごろからネットをゴリゴリ使っている人や、すでにパソコンを使いこなしている人には、もしかするとちょっと物足りない内容かもしれません。
(p.3)
集めた情報をすべてじっくりと読み込む必要はありません。なんとなく眺めているだけでも、後々、情報の取捨選択の判断に大きく影響してきます。本の速読の話に通じるところがありますね。
たとえば、重要なニュースであれば、そのニュースには情報収集の過程で何度か出会うものです。[...]
何度か繰り返し出会う情報があることで、業界の勘所がつかめてくるのです。
(p.23)