たつをの ChangeLog : 2010-08-26

妊娠中で臨月の妻が使い始めた陣痛を記録する iPhone アプリ「出産メイト」。
お腹の張り、痛みが始まったらスタートボタン、落ち着いたら停止。
バックグラウンドで動いているので、その間気を紛らわすために別アプリで Twitter やウェブサーフィンしてても大丈夫。
で、その記録を元に平均の長さと間隔を計算してくれます。

出産メイト 出産メイト

ウィキペディア(Wikipedia:出産)によると:
陣痛とは、出産を前に子宮がくり返す規則正しい収縮のこと。またそのときに母体が感じる痛み。初期には間隔も長く、「腹が張る」「硬くなる」といった程度だが、お産が進むに連れて間隔が短くなっていき、収縮の度合もきつくなり「痛み」を認識するようになる。

妻は初産なので間隔が5分になったら病院に行くことになっています(注意:病院によって何分間隔で病院に行くかが異なります)。

カウントダウン機能もあります。

出産メイト

機能は単純ですが、こういう場面に特化してあるのが嬉しいところ。
有料アプリなんですが、やはりいざとなると買っちゃいますよね。

久しぶりに大きな本屋さんに入ってじっくり徘徊。
「ハヤカワ・ノンフィクション文庫」が平積みになっていたのですが、そのラインナップにビビビと来ました。
これを文庫化してラインナップに加えるとはなかなかやるなあ、という二冊。

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まずは「美の幾何学」。

伏見康治, 安野光雅, 中村義作 / 美の幾何学-天のたくらみ、人のたくみ


中公新書から出ていた「美の幾何学」の文庫化。
文庫化担当者の人は偉い!すごい!

これはとっても良い本です。
最近入れ替わりの激しい私の本棚でかれこれ10年以上滞在し続けています。

エッシャー、寄木細工、アラベスクというキーワードにピンとくる人におすすめです。
(ref. [2005-01-05-3])

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そして「ねじとねじ回し」。

ヴィトルト リプチンスキ / ねじとねじ回し この千年で最高の発明をめぐる物語


早川書房から2003年に単行本として出ています。
だらだらと長くなく短くまとまった本ですので万人におすすめしやすいです。

ちょっとした知的冒険を楽しめます。
中学生、高校生にぜひ読んで欲しい本ですね。これを読んで将来の進路に工学(エンジニアリング)も視野に入れて欲しいな、と。
(ref. [2006-11-05-2])

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というわけで「ねじとねじ回し」と「美の幾何学」、未読の人はぜひぜひ。
この記事に言及しているこのブログ内の記事

アドルフに告ぐ」は自宅に置いてある数少ない漫画作品の一つです。これは「正義」「教育」「平和」とは何かについて考えさせられる傑作です。特に「正義の教育」=「ナチスの洗脳」については戦慄を覚えます。
(ちなみに悪役のゲシュタポのランプ部長は「[mi]みたいもん」のいしたにさんに似ています。)

アドルフに告ぐ」の物語は「ヒトラーの父親はユダヤ人だった」という当時の噂をベースにして進んでいきます。それを証明する書類が物語のキーアイテム。

さて最近、ヒトラー近親者のDNAを調べたところ、やっぱり噂は本当だったらしいというニュースです。

- ヒトラーの先祖はユダヤ人だった!?DNA鑑定で明らかに(ドイツ研究)
http://karapaia.livedoor.biz/archives/51758284.html
ヒトラーの親族39人からDNAを採取し検査を行った。
鑑定したDNAの中に、Y染色体ハプログループのE1b1b系統が含まれていることが判明。この染色体は、北アフリカを起源とするもので、ユダヤ人には含まれているものの、ドイツ人やオーストラリア人にはほとんど含まれていないものなのだそうだ。

これで確定なのかどうかは分かりませんが、「なんといいますか…」な話ですね。

これまでユダヤ人説が否定されていた経緯については「Wikipedia:アドルフ・ヒトラー」の「ヒトラー=ユダヤ人説」の項をご参照ください。


手塚治虫 / アドルフに告ぐ 1 新装版

手塚治虫 / アドルフに告ぐ 2 新装版

手塚治虫 / アドルフに告ぐ 3 新装版

手塚治虫 / アドルフに告ぐ 4 新装版

(うちにあるのは25年前のハードカバー版。)

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