内容はというと意外と難しいものも多い。少なくとも僕の高校時代なら読めなかったような本がわんさとある。ただそれでも他レーベルの同じ趣旨の本に比べればやさしいので、歴史や現代社会などについて、基礎知識を固めたい若手ビジネスパーソンにとってはぴったりのシリーズだろう。
仕事で使う知識は業務に携わっていれば勝手に入ってくるが、このような一般教養的なことは学校を出ると、とたんに触れる機会がなくなる。読むにしても退屈そうだ。しかし、情報の逆張り戦略からすれば、誰もが「そんなのいまさら」と手にとらないからこそ、読む価値は高まるといえる。
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