この本は、インターネット・メディアを活用して「目立つこと」を通じて、いかに人生を変えていくかを著した本です。「おわりに」より:
(p.3)
この本は、丸々一冊を使って、ブログを中心としたインターネット・メディア戦略をひもときながら、いかにネットを使って目立ち、人生を変えるか、ということを説明してきました。
(p.250)
私もさまざまな内容を試してきましたが、結局、自分が面白がれるのは、伝えたいメッセージだけだ、ということがわかり、どれだけその内容に興味がある人がいるかどうかは後で考えようという形で、例えば自転車や無線LAN、電子ガジェットや海外のAudiobookなどの話をひたすら続けてきました。そして、そういう内容は実際、私の特徴やキャラクターとして受け入れられていったのです。結局、
(p.52)
代表的な魅力あるコンテンツは、実は、書き込みをしている人自身の、何気ない自己体験のことが多いのです。面白い人のブログはたいてい面白いし、面白いブログを書く人もたいてい面白いですからねえ。
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だからこそ、実はブログだけを面白くするのはたいへん難しく、ブログを書き込んでいる本人の活動・行動がほかの人と差別化されていることが必要です。
(p.54)
ところが、ブログを実際に始めてわかってきたのですが、堅い話を低い頻度で更新するよりは、より日常的な気軽な気づきを共有し、そこに共感をもたらすほうが、ブログらしいということです。私の場合、本を紹介する記事は30分じゃ終わらない問題。
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イメージでいいますと、ひとつのブログの記述は最大でも30分以内に終わるような分量であることが、続けられるコツになります。
(p.114)
小飼 公の場では、プライベートな場よりは傲慢にふるまうべきです。ずうずうしいくらいでちょうどバランスがとれると思います。方針としては良いですが、まあ状況によりますね。
勝間 それはそうですね。傲慢というか、自分を前面に出していい。
小飼 要するにへりくだらない。むしろ、1対1で会ったときにへりくだったほうがずっと好印象です。
(p.238)
青山 あと、悪口が出たらラッキーと思え。悪口っていうのは、愛情の裏返しで、「スキスキダイスキー」と言う異性人がいると思ったほうがいい(笑)。悪口というのは自分のファンのバロメーター。厳しいものであればあるほど愛されているのだ、と。ネガティブな反応とどう付き合うか、は重要課題ですね。
小飼 「好き」の反対は「嫌い」じゃなくて、「無関心」なんです。いなかったことにされるのが、いちばんきついはずです。
(p.239)