たつをの ChangeLog : 2009-02-10

メモメモ。
単なるメモです。他意はありません。

何があったのか


- グーグル、プロモーションで謝罪--抵触したサーチガイドラインとは
http://japan.cnet.com/marketing/story/0,3800080523,20388004,00.htm

同社は急上昇ワードランキングのブログパーツを告知するために、サイバー・バズのクチコミマーケティングサービス「CyberBuzz」を使って、多くのブロガーに有料で記事を書いてもらっていた。これがGoogleのサーチに関するガイドラインに違反していたという。
Googleは「ガイドラインに違反する行為が認められた場合には、適切な処置を行うことがある」としている。過去には違反サイトが検索インデックスから削除されたり、ページランクを下げられたりといったペナルティが課されてきたが、今回の場合は、Googleからブロガーに対して行われる記事削除依頼、あるいは追記依頼が「適切な処置」にあたるようだ。

- Google、自社製ブログパーツのブログ口コミ中止 「検索ポリシー違反」
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0902/10/news094.html

「外部のブログに当社のガジェットについて記述してもらい、サイトへリンクしてもらうことは、Googleの記事ランキングに影響を与えた可能性があり、当社のガイドラインに抵触する」(同社広報担当者)と判断して中止した。記事を掲載したブロガーには個別に削除依頼を行っているという。

- グーグル、ブログ利用のプロモーションについて謝罪
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2009/02/10/22398.html

グーグルのWebマスター向けガイドラインでは、「サイトの順位やPageRankを上げることを目的としたリンクプログラムに参加しない」ことを品質に関する基本方針として求めている。

- Google、ペイパーポストのブログマーケティングで謝罪
(渡辺隆広のサーチエンジン情報館)
http://japan.cnet.com/blog/takawata/2009/02/10/entry_27020206/

実は、以前から米Googleはブログやインタビュー、カンファレンスでの講演において、ペイパーポスト記事は品質ガイドラインに違反するとして、再三にわたりウェブマスターに対して注意喚起を行ってきました。


時系列


ネタフルが「グーグルもこんなことやるんですねー!」的な
あたりさわりのない記事をアップ。

- [N] Google「急上昇ワードランキング」の紹介でCyberBuzzを利用
http://netafull.net/marketing/029223.html


それをうけて Asiajin(日本のネットの話題を英語で配信するブログ)が
「グーグルジャパンが汚ないペイパーポストリンクを買った」
と問題点を明確に指摘。

- Google Japan Buys Dirty Pay-Per-Post Links (Asiajin)
http://asiajin.com/blog/2009/02/09/google-japan-buys-dirty-pay-per-post-links/


そして TechCrunch(ワールドワイドなIT系大手ブログ)に取り上げられる。

- Pay Per Post: Google Uses Every Trick To Beat Yahoo In Japan
http://www.techcrunch.com/2009/02/09/pay-per-post-google-uses-every-trick-to-beat-yahoo-in-japan/

- Yahooからの市場奪取に向けて手段を選ばぬGoogle、PayPerPostキャンペーンを採用
http://jp.techcrunch.com/archives/20090209pay-per-post-google-uses-every-trick-to-beat-yahoo-in-japan/


(この後、
TechCrunch → Mutt Cutts氏 → 日本のGoogle 、
という経路で情報が流れた模様(後述))

で、おおごとっぽくなったので謝罪(ちょっと謎な文章ですが)。
とりあえずこれで幕。

- Google のマーケティング活動について (Google Japan Blog)
http://googlejapan.blogspot.com/2009/02/google.html

今回、そのプロモーション活動の一部でブログを活用したことが、Google のサーチに関するガイドラインに違反することが判明し、このプロモーションに関しては中止しました。
- [N] Google、ブログを活用したマーケティング活動について謝罪
http://netafull.net/marketing/029245.html

- Google Japan Apologizes For Inappropriate Pay Per Post Use
http://asiajin.com/blog/2009/02/10/google-japan-apologizes-for-inappropriate-pay-per-post-use/


お疲れさまでした。


TechCrunch → Matt Cutts


TechCrunch の情報が Google の Matt Cutts 氏へ届く道筋に
twitter が利用されていたようです。
情報が流れた経路の一つはこんな感じ:
Twitter / Donna Fontenot: Google busted! Techcrunch reveals
Google used pay per post. Um, ok. But Goog punishes others that do
same. tsk tsk. http://cli.gs/BHdygD
(http://twitter.com/DazzlinDonna/status/1193077674)

Twitter / Sam Daams: @mattcutts is going to bust a nut. Do
as Google says, but not as they do. Google uses PayPerPost:
http://cli.gs/3q9USe via @DazzlinDonna
(http://twitter.com/samdaams/status/1193112513)

Twitter / Matt Cutts: @samdaams, I'm checking on what's
going on. Folks in Japan are in a different time zone, so it might
take me a little while to find out.
(http://twitter.com/mattcutts/status/1193321106)


後日談


追記090213:
Google により Google JAPAN のページランクが9から5に下げられたそうです。迅速ですね。
言行の一貫性をなんとしてでも保つという気迫が感じられます。

- Google Japanのトップページのページランクが9から5に
http://labs.cybozu.co.jp/blog/akky/archives/2009/02/google-japan-penalized-by-google.html

- Google Japanのページランクが9から5に大幅下落 (CNET)
http://japan.cnet.com/marketing/story/0,3800080523,20388063,00.htm


あと今回の PPP で記事を書いたブログのページランクも下げられたという話も。

- 世界四季報: PayPerPost騒動の流れ弾に当たったかも
http://4ki4.cocolog-nifty.com/blog/2009/02/payperpost-2b12.html

追記090216:
- ページランク変動中なれどCyberBuzz関連ではないかも (キャズムを超えろ!)
  http://d.hatena.ne.jp/wa-ren/20090214/p2


PPP を巡っては今回の当事者である CyberBuzz 側にこんな話が。

- CyberBuzzの謝礼についてのFAQが変わっている?
http://ameblo.jp/wackyhope/entry-10207633051.html

この記事に言及しているこのブログ内の記事

2009年になってから行った展覧会リスト。自分用メモとして。

「東京ディズニーリゾート写真展 DREAMS and MAGIC」
(FUJIFILM SQUARE)

「日本名建築写真展」
(FUJIFILM SQUARE)
レポ:[2009-01-19-2]

「ランドスケープ 柴田敏雄展」
(東京都写真美術館)
http://www.syabi.com/details/shibata.html

「チャロー!インディア インド美術の新時代」
(森美術館)
関連:[2008-12-07-1]

「平成20年度(第12回)文化庁メディア芸術祭」
(国立新美術館)
http://plaza.bunka.go.jp/festival/2008/

「japan 蒔絵展」
(サントリー美術館)
レポ:[2009-01-26-1]

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