僕のビジョンは非常に単純でした。テレビの画面にURLを流し続ける,テレビの画面にURLを流し続けるって、「なんだそんだけかよ!」と思うも当時は抵抗激しかったんだろうなあ。
ただそれだけでした。ネットにユーザーを集める純粋な広告媒体として,
テレビ局が必要だったのです。
テレビ局を買収しなくても、CM出稿すればいいじゃないかという批判もありました。
しかし、当時のテレビ局はURL等ネットに誘導するものを表示する時間を
かなり制限していたし、そもそもスポットCMは既に費用対効果を考えれば割高で、
売れ残りの枠もかなりあったはずです。
ホリエモン : [...]では,Googleが世界一になれたポイントは何だと思いますか。Google の成功の要因について。
インタビュアー:PageRankのロジックをベースとした検索エンジンを発明し,
それを広告事業と結びつけることができたからだと思います。
ホリエモン : そういう発想ではダメだと思うんです。
Googleが秀でていたのは,検索エンジンに対する考え方です。
Googleというのは「インフラ屋」,あるいは「サーバー屋」なんですよ。
つまり,いかに安くサーバー機を調達し,そのサーバーを大量に置ける
データセンターを構築できるかというところに注力したことです。
広告ビジネスで重要なのは,
いかに速く検索結果と広告を表示できるかというスピードです。
僕はGoogleが成功した真の理由は,そこにあると思います。
技術力で当時のライブドアがGoogleに負けていたかと問われれば,勝ち負けはともかく、極端な技術力の差があるとは思えない。
正直な気持ちとして「そんなことはないよ」と言える。
逆にGoogleは大した技術力があるとは思っていません。
優秀なプログラマが大勢いる会社というよりも,
泥臭い技術力の会社だと思います。
まあ,こんなことを言っても「負け犬の遠吠えだ」と言われてしまうのがオチですが。
otsune: おそらくインタビューでは裁判内容に関わることはNGになってたんだろうな- 「こんな時だからこそ安定したサービスを」--ライブドアの技術者魂 (ITmediaニュース)