あなたはおそらく整理が苦手な人の常として、散らかしている中にもそれなりの秩序があり、重要なことを忘れないように目につくところに置いてあるのだというでしょう。でも誰かがあなたをテストして、何かのある場所を聞いてきたら、大体の方向を示すのが精一杯で正確な位置を当てるのは難しいのではないでしょうか。あちゃー。
ものがどこにしまってあるのか把握している方が、人生はスムーズに進みます。
(p.34)
少物主義、持たざる生活、シンプルライフ、物を減らして整理整頓、物に定位置、所有物の完全把握。「あれどこいったっけ」とか「絶体どこかにあるはず」とか、そういうのとは無縁でありたい。
「いざという時のために」ものを溜めこむのは、自分の未来に信頼をおいていないことです。あなたの未来はあなたの想念で作るもの。ですから捨てたら必要になるのではないかと心配をすれば、それがどんなに些細なものであれ、全くその通りの状態に陥るのです。近い話が「捨てる!技術」にもありましたね。
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それは物質面のことだけではありません(ものは、単なる結果の一つです)。もっとも大切なのは、必要ないものに執着してきたあなたの、処分することへの恐怖心を取り除くということです。とはいってもなかなかねえ。
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