はじめまして。新たにコラム執筆陣に加わりました(を)と申します。
当面の間は、ウェブログやウェブサービスまわりの技術と自然言語処理の
接点について簡単に紹介して行きたいと思っています。
よろしくお願いします。(を)
ウェブログ (Weblog、ブログ) とはインターネット上で公開される日記・
個人ニュース配信サイトで、ここ数年急激な広がりを見せています。
2004年10月に開かれたJEITA主催のシンポジウムでブログと自然言語処理
についてのパネル討論が行われました。
そこで、ブログではデータを記事単位で管理・発信するため、その単位で
の言語処理が容易になる、との意見がありました。
これまでWebデータは利用するための整理が手間でしたが、ブログおよび
その周辺の技術がそれを楽にしてくれそうです。(を)
音声ブログというものがあります。
パソコンで録音した音声データをサーバにアップし公開するもので、
個人で世界に向けて配信できるラジオのようなものです。
日本でも、誰でも簡単に始められるフリー音声ブログサイトが登場し、
流行のきざしを見せています。
ブログで個人での情報発信に目覚めた人に浸透していきそうです。(を)
PCに接続するカメラだけでなくケータイやデジカメなど、
動画が撮影できるガジェットが身近に増えてきました。
それに対応してか、ここ最近動画ブログが流行の兆しを見せています。
ブログに動画を手軽にアップする仕掛けが整備され、
ちょっとした映像を配信できるようになりました。
文字だけ、静止画だけ、音声だけ、とは違った「直接会うのに近い」
情報伝達の手段として活用されて行きそうです。(を)
ここ最近、ブログに関する本が立て続けに出版されています。
入門的なものや技術的なものだけでなく、
ビジネス系やブログのコンテンツ自体を本にしたものも多くなっていました。
ネット書店で調べてみると、現在3、40冊ほど出ているようです。
認知度が上がって、始める人が増えると、
コーパスがどんどん増えていくわけで、喜ばしいかぎりです。(を)
ブログやウェブ日記のように個人がインターネットで広く公開する情報は、
継続のモチベーションを維持するのが大変という問題もあります。
そこで「自分コンテンツ」という概念が提唱され、
気負わず無理せず続けられるコツ(ルール)が紹介されています。
一人の著者が長く書き続くブログが増えてくると、
一貫性のあるテキストデータとなるわけで、
自然言語処理のネタとしていろいろ面白くなってきますね。(を)
http://admn.net/knowledge_diary/episode_01/page01.html
5/27に開催された Blog Hackers Conference 2005 というイベントに
行ってきました。
昨年出版された「Blog Hackers」という本の著者を含む10名ほどが
ブログおよび周辺技術の動向やエンターテイメント指向な話題などを
プレゼンするイベントです。さすがに盛りだくさんでした。
しばらくブログ周辺の盛り上がりは続きそうです。(を)
ソーシャルブックマークサービスを使うと、
あるウェブページをブックマークするついでに
そのページについてのキーワードやコメントが付与でき、
同じページに他のユーザの付与した情報も閲覧できます。
例えば、はてなブックマークというサービスでは、
50文字という制限でコメントが入力できます。
それらをつらつら眺めていると、評判情報抽出や自動要約のための
基礎データが人手により着々と蓄積されているなあ、と感じます。
文字数制限がポイントかと。(を)
http://b.hatena.ne.jp/
最初に拡大画像を高さ 1px 幅 1px に指定しておき、hover で正寸を指定CSS切るとサムネイルと拡大画像が並ぶだけ。シンプルな構造。
させることによって実現させている。
総務省は14日、小中高校生のだれもがブログ(日記風の簡易ホームペーということで、さっそく「情報フロンティア研究会(第6回)」
ジ)を書くような環境をづくりをめざす方針を決めた。同省が設置した
「情報フロンティア研究会」(座長=國領二郎・慶応大学教授)が、日本
の「IT(情報技術)力」を強化する方法として、「あらゆる児童・生徒
がブログを持つべき」と報告書で提言したのを受けたものだ。
[...]
報告書はこうした現状を打開し、IT社会で日本が優位に立つには、義務
教育段階からネットワークで個人が発言する作法を身につけさせることが
必要だと主張。あらゆる子どもが自分のブログを持つのが効果的だ、と力
説した。
「生徒が1日1枚日記を書いて、それに先生がコメントを付けて戻す」- [を] 作文教育[2004-05-09-3]
という同じようなことをやってました。しかし、批判的なことを書くと
(例えば、マラソン大会は嫌だ!など)、クラス全員の前で先生にその内容
を読まれ「こういうのは良くない」とか批難。もちろん書いた人の名は明
かさなかったけど、書いた本人としてはモチベーション下がりまくり。
小学生時代の日記の話[2004-05-08-4]にも関連(まだひっぱる!)。
日記の内容として、「マラソン大会はつらかったけど走って良かった」
「最後は抜かれそうになったけど根性でがんばった」「みんなで走って
一体感が..」「風になった気分!」などが求められていたわけでした。
当時の自分はそういうありきたりで道徳的なのは書きたくなかったもので。