大多数の人間は、いまいるところで頑張れば道は開けると考えてしまう。そこで、無駄な戦いをやって、ボロボロになって力つきてしまうのだ。本当は、その場所から出ないといけないのだが、かわりに夜学で簿記を習ったり、コンピュータを習ったり、スキルを高めようとする。
金持ちになるにはたくさんのことが必要だ。お金を稼ぐには、知性、勇気、行動力、細心、人間的魅力、運など、いろんなものがいる。でも、お金を使うのに、そのどれも必要ない。そして、世の中には、お金を使わせる仕組みや罠がいっぱいある。
貧乏人の口癖は、『ふだん頑張っているご褒美に買っちゃおう!!』。
一方、金持ちの口癖は、『いまの私には必要ないな。またにしておこう』
お金に縁のない人は、一言で言うと、『せこい人生』を生きている。出費をできるだけ抑え、何でもケチろうとする。お金を出すべきときに出し惜しみをし、出さなくてもいいときに、パッと使ってしまう。