例えば、働きアリの集団でも本当に一生懸命に仕事をするのは2割で、残りの8割のアリたちは、仕事を怠けているどうです。[...]- 大企業に残る優秀な人間も多い
試しに、働いている2割のアリと、怠けている8割のアリを分けてみます。するとまじめに働いていた集団の8割が怠け始めるそうです。反対に、怠け者のアリの集団では、2割が働き始めるそうです。
つまり集団をどう選んでも、やがて全員の2割が平均以上に働いて、残り8割は怠けてしまうという結果に落ち着くそうです。
働きアリは10%しか働いていない。残りの90%はいるだけ無駄。しかし、その10%を抽出して精鋭チームを作ってもその中から90%はサボりだす。常に10%のアリしか働かないのだ。
R25という雑誌に面白い記事がありました。要するに「働き者、普通の人、怠け者が、2:6:2 の割合」にあって、その割合が社会形成ではつりあっていると言う事。2の割合の怠け者を除くと、しばらくすると怠け者でなかった者が怠け者になってくる。
「働き者」とされながら、ほとんど働かない「働きアリ」がいることが、北海道大大学院農学研究科の長谷川英祐助手(進化生物学)らの研究で分かった。[...]
長谷川さんらは、カドフシアリと呼ばれる小型のアリの3コロニーそれぞれ約30匹のアリにマジックで目印を付けて1匹1匹を識別し、その行動を毎日3時間、5か月にわたり調べた。[...]
[...]仕事をほとんどしないアリが、どのコロニーにも約2割いた。
働きの良い6匹を取り除くと、次に仕事熱心な層の労働量が若干増えたが、働かない層はやっぱり働かなかった。逆に仕事をしない6匹を除去すると、よく仕事をしていた数匹の労働量は若干、減った。[...]
(読売新聞)(2003/10/29)
「働きアリのうち2割のアリさんは遊んでいて、遊んでいるアリさんを取り除くと、残ったアリさんのうちの2割が遊びだす」なんて話を聞いたことがあると思いますー。
あるいは、「働くアリさんを取り除くと、遊んでいるアリさんが働き出す」トカ。
これ読んで「ふーん」と思ってた人、ダメですよー。
だって、この話はウソですからー。