日本語の物の数え方は不思議である。イカは「杯」、豆腐は「丁」、そおそろしや、逆ギレ。
してウサギは「羽」。小学校の国語で習うはずなのだが、ある日、新聞記
事でウサギが「1羽」と書いてあるのはおかしい、「1匹だ」と年配の男性
から苦情の電話がかかってきた。
とりあえず、「ウサギの数え方は“羽”ですよ」とお答えしたところ、
いきなり「おれは生まれてからウサギは何匹と数えている。おまえはそれ
を間違っていると言うのか」といきなり逆切れされた。
その通り、間違っているのだが、指摘する余裕も与えず、男性はさんざ
んわめいたあと、電話をガチャリと切った。些細なことで逆ギレする人が
いることにあきれたが、そういう人は結構いるようである。