たつをの ChangeLog : 2002-03-14

2002-03-14-1
こんな夢を見た。

ふと目を覚ますと朝の光が天井をぼんやり照らしている。仰向けになった
まま汗ばんだ布団の中でしばらくぼーっとする。天井から壁へ視線を下ろ
し、壁掛時計で時間を確認する。

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熱があるからといって寝てばかりでは良くなかろう。どっこらしょと上体
を起こす。起こしたはずだった。しかし目を凝らすとやはり天井が見える。
体が仰向けになったままだ。寝たままなのだ。えいやっと掛け布団を蹴り
上げてみる。感触はあるのだが、布団はそのままだ。何も変わっていない。
体は少しも動いていないのだ。

あせる。

あれやこれやといろいろ動くが、感触はすれども、やはり体は動いていな
い。ますますあせる。いったい私はどうしてしまったのだろう。

体を横に向けてゆっくり上体を起こすと、なんの苦もなく起き上がれた。
この時点で完全に夢からは醒めた。

熱にうなされていたときに見た夢。どこまでが夢でどこからか現実なのか、
境目が良く分からない。もしかしたら、これが「かなしばり」というもの
なのだろうか。

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