結論から言えば、検査をする必要はありません。
輸血をする際には血液型の不適合があると重大な問題を引き起こすことがありますので、輸血をする前には血液型の検査をして適合した血液を輸血します。輸血をする可能性がある場合(手術前など)や病気の診断で必要な場合は血液型の検査を行いますが、それ以外のことで血液型を知っておく必要性はありません。
輸血をする場合は必ず血液型をその場で再検査し、そして、クロスマッチテストといって、もらう側と提供者との血液を混ぜあわせて問題がないかをチェックします。
ですから、事前に血液型を調べておいても、実は医学的には全く何の役にも立ちません。
血液型を知っていて役に立つのは、「血液型占いができる」ことぐらいです。それ以外の意味はほぼありません。
しかし、保育園などの提出書類にどうしても血液型の記載が必要で、書かないと受理してくれない場合は、O型、さらにRh式の記載も必要な場合は-(マイナス)と記載しておくと良いと思います。というのは、上にも書いたように今の日本ではあり得ないことだと思いますが、万が一、その情報だけで輸血を行うことになっても、本人の実際の血液型が何型であれ、O型Rhマイナスの血液であれば、輸血されても大丈夫だからです。
ただ、実際には、空欄にしておいてもまず問題なく受理されます。