たつをの ChangeLog : 2010-09-08

今週の月曜日、2010年9月6日に17時36分に産まれました!
体重 2740g、身長 48.3cm の男の子です。

うちの息子です(通称とらちゃん(寅年産まれだから))

赤ちゃんは元気です。
通称(ネット名?)は「とらこ」です。
由来は寅年うまれだから。
「とらちゃん」と呼んでくださいね!
(当然ながら本名は違う名前ですよ。)

妻は出産で疲弊していたのですが二日経ってかなり回復してきました。
ほっとしています。

とらちゃんとおかあさん

以下、出産ドキュメンタリーです。
痛い話が苦手な方のために該当箇所を「ここから痛い話」と「ここまで痛い話」で囲みますのでご活用下さい。

陣痛室


妻は9月1日から妊娠性浮腫[2010-09-01-3]で一週間の予定で入院していました。
出産予定日は16日だったのですが、この入院中に産まれちゃうかも、という話もしていました。

9月6日は朝から陣痛っぽい感じだと妻からメール。
昼から徐々に陣痛間隔が短くなっているとの連絡も。
陣痛室(分娩室の隣りにある出産準備室みたいな部屋)に移ったとの電話が14時41分に病院からあり(妻はすでに電話をかけらない状態)、職場を早退して病院へ。

病院についたのは15時10分くらい。
すぐに陣痛室へ。
ベッドの上で短い間隔で定期的に痛がっている妻に扇子で風を送ったりしていました。
妻はほとんど話ができない状態。
しばらくして妻の「いきみたい」との言葉もあり、子宮口の検査後、いよいよ分娩室に。

分娩室


この病院の分娩室には分娩台が二つあり、同時に二件の分娩ができます。

私が陣痛室に入ったときに、カーテンで仕切られた別のベッドでもう一人の妊婦さんがうなっていました。
その彼女(と付き添いの夫)が先に分娩室へ移動しました。
彼女が分娩台でいきんでいる最中に妻と私も分娩室へ移動。
なお、分娩室もカーテンで仕切られているので隣りを見ることはできません。

分娩室への移動は16時50分ごろ。
何回かいきんでいる間に隣りでは赤ちゃんが産まれたようです。
おめでとう!

一方妻は、疲労蓄積で陣痛が弱いのと陣痛間隔がそれほど短くないためか、なかなか進みません。
心配するも付き添い夫にできることは、汗をふいたり、いきむときに頭を支えたりくらいしかないのです。
あと応援。
「がんばれー!」

産まれた!


何度もいきむも、産道の細いところからなかなか出てこないため、赤ちゃんの心拍数が低下。
後から聞くとへその緒が首にからまっていたためだとか。

このままだと危険なので吸引(バキューム)することになりました。
これは先っぽにカップがついた掃除機みたいなのを出かかった赤ちゃんの頭にくっつけて引っ張りつつ、上から子宮を強く押して赤ちゃんを力技で出す作戦です。

↓↓↓↓↓↓↓↓ ここから痛い話 ↓↓↓↓↓↓↓↓

まず、お尻の方に麻酔注射をしてから、はさみでパチンと会陰切開。
麻酔があまり効かなかったらしく、「痛いっ」と叫んでいました。
そしてバキューム&子宮圧迫。
これがものすごく痛いらしく大声で叫んでいました。
私だったら絶対耐えられないよ、これ。

↑↑↑↑↑↑↑↑ ここまで痛い話 ↑↑↑↑↑↑↑↑

そしてついに赤ちゃんが出てきました!
こんにちは!こんにちは!

時間は17時36分です。

赤ちゃんは元気です。
出てきてすぐに「おぎゃーおぎゃー」と泣き出しました。
看護師さんに体温などをチェックしてもらったり、体を拭いたりしてもらいました。
体を拭いてもらってるときにおしっこが高さ50cmくらい噴出していました。



産後処置


産後すぐに傷口の縫い合わせ開始です。

↓↓↓↓↓↓↓↓ ここから痛い話 ↓↓↓↓↓↓↓↓

赤ちゃんが出てくるときに子宮頚管が何カ所か切れたそうでそこを縫合。
そしてさっき切った会陰の縫合。
麻酔があまり効いてないからかものすごく痛そう。
大声で叫んでて、本当に大変そう。
何針も縫うのですがそのたびに絶叫。

↑↑↑↑↑↑↑↑ ここまで痛い話 ↑↑↑↑↑↑↑↑

それらの産後処置が終わったのが18時10分ごろだったかな。
脱力した妻。
産まれたばかりの赤ちゃんも抱けない状態でした。
出血は 800ml ほどだそうです。

なお、立ち会い出産では付き添い夫は妻の頭側の位置に居ることになっています。
なので出てくる様子やいろいろな処置が見えない状態です。
見えちゃったらむしろ怖くて倒れちゃうかも。

そういえば産むときに点滴と鼻からの酸素吸入もしていました。メモメモ。

その後、分娩室に19時半頃まで滞在。
産後は2時間滞在してから部屋に移動ということになっています。
私の方は赤ちゃんを観察したり撮影したりしていました。
妻はまだかなり痛がっていました。
本当にお疲れさま。
これを耐え抜く妻に敬意と感謝。

分娩室滞在中に産まれそうな新たな妊婦さんがやってきました。
後から聞くと結局この日はうちも含めて三人産まれたそうです。
彼女がいきんでいる間に我々は退室。

赤ちゃんとは朝までしばらくお別れ。
赤ちゃん室で面倒を見てもらいます。

深夜の手術


さて、車椅子で分娩室から部屋に移動。
車椅子からベッドに移るときに妻の足につつーと血が流れました。
「しばらくすれば止まりますよ」という看護師さん。
とりあえずベッドで安静です。

その後4時間くらいたっても痛みが弱まりません。
妻が寝入ったら帰ろうと思っていたものの心配でそばを離れられません。
看護師さんの検査によると、血圧が下がっていて、出血も続いているようです。

午前0時ごろ夜勤の先生による診察を受け、妻は再度分娩室へ連れられてしまいました。
もう帰ってこないんじゃないかと、いてもたってもいられないくらい心配でした。

分娩室での処置終了。
先生の話によると、子宮頚管に傷の一部から血があふれていて、そこを縫ったら血は止まったので、しばらく分娩室で様子を見ましょうとのこと。
分娩室で横たわる妻と再会。
処置で使った点滴のおかげなのか血が止まったからなのか、妻はすやすやと眠りにつきました。
途中、看護師さんが体温と血圧の検査に来ても眠ったまま。

2時間後、血が止まったみたいなので、再度部屋に移動。
ベッドへ移るとき今回は血は流れませんでした。
先生によると、出産のときと合わせてかなりの出血だが輸血まではしなくて大丈夫でしょう、とのこと。
とはいえ、かなりの貧血状態なので黒い液体(鉄分)を点滴。
顔は真っ白で、唇も青を通り越して灰色です。

部屋のベッドでも引き続きスヤスヤと寝入りました。
ようやく安心して私は午前3時ごろ帰宅しました。

回復基調


妻の様子が心配なので、翌日は特別休暇(配偶者の出産時に最大3日取れる)にしました。
昼前に起床し、昼過ぎに面会に行きました。

妻はだいぶ回復していました。
昨晩はささやくのが精一杯だった声も普通に出るようになってました。
顔色もいくぶん良くなって来ていました。
ものすごく安心しました。
よかったよー;;

もちろん貧血が激しいので立つことはできません。
ベッドで安静です。

看護師さんが部屋にとらちゃんを連れて来てくれました。
この記事の冒頭の写真2枚はそのときのものです。
とらちゃんは昨日と変わらず元気です。
妻も元気になりつつあります。

これから家族三人で元気に楽しく暮らしていきたいと思います。
今後ともよろしくお願いします。
ありがとうございました。



関連


- 産後の体はどう回復するの? - gooベビー
http://baby.goo.ne.jp/member/ninshin/yoshu_sango/11/
- お産はこう進む - Yahoo!ベビー
http://baby.yahoo.co.jp/ninshin/birth/2-13-1.html
- 妊娠・育児大百科
http://www.sodatsu.com/data/ency/index.html
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