潜伏期間30年。学生時代にキャバレーの司会でデビュー、森進一や小林幸子の専属司会として話術を磨き、くたびれきった中高年を罵倒しつつ、エールを送る独特の漫談を確立。いまや「中高年のアイドル」として話題沸騰の著者の処女作。「ブスが痩せてもブスです。中高年の方はダイエットができません。ものを残すなという時代を生きてきたからです。中高年のダイエット 痩せたねといわせるつもりがやつれたね」「安定剤 会社で一錠 女房の顔見て三錠」「会社よりも 女房に出したい退職届」「久々のお化粧 旦那もあとずさり」「オバタリアン化粧落とせばエイリアン」……観客を爆笑の渦に巻き込む言葉の破壊力を持った著者の講演は半年先まで予約が満員。本書は、「謎の怪人漫談師」ともいわれる著者の、生い立ちから、若いときの苦労話、メジャーになるきっかけまでを語り下ろしたもの。同時に爆笑ライブを4話収録。あなたはこの毒舌を笑い飛ばせるか?漫談ライブと自伝語りが交互に出てくる構成で読みやすいし楽しいです。
人気絶頂の漫談家・綾小路きみまろが、ついに「ネタ帳」を公開!テープやCD、本でお馴染みの爆笑フレーズを、“1ページひとネタ”で一挙収録。「私は自分よりブスな女に笑われたら、リンパ腺が腫れます」「若いころは痩せていたのに力があった。今は太っているのに力がない」「きれいな方ばっかりです、口紅が」…どこから読んでも楽しめる、お得感満点の「笑いの貯金箱」。ネタ帳、というか、抜粋というか。「超訳 ニーチェの言葉」[2010-02-21-3]みたいなイメージ。漫談ライブと照らし合わせて、このネタがああいう文脈で使われるのかあ、と読む感じ。