たつをの ChangeLog : 2011-01-05

献本いただきました。ありがとうございます。
(ref. [2010-04-18-6])

長神風二 / 予定不調和

「体細胞由来クローン」
「脳画像技術による嘘発見器」
「遺伝子ドーピング」…。

最先端の科学によって登場しつつある“今までになかったもの”は、単に生活を便利にするだけでなく、私たちの価値観を揺さぶる存在に。

ある技術だけを推し進めた際に生じる「予定不調和」。
一見、気味悪そうな現象に「調和」をもたらすためには、何が必要なのか?
近未来を想定したフィクションで多彩な事例を紹介しつつ、研究の今を描き出す異色の作。

技術の進歩を前提に思い描いていた未来。しかし想像とは異なる現実。
「やろうと思えばできた」ことなのに予測されなかった。もちろん予測してた人はいるだろうけどメジャーな予測ではなかったわけで。

このような技術の進歩とその予測の不調和について解説した本です。
扱っているテーマはこんな感じ。

- スマートドラッグ(薬物による勉強・仕事のドーピング的効率化)
- 脳機能の直接観測による試験・能力判定(例えばMRI利用の入試)
- 遺伝子ドーピング(遺伝子治療の技術で可能な遺伝子操作ドーピング)
- クローン
- 遺伝子組換え食品
- デザイナーベビー(遺伝性疾患の「治療」と機能の「増強」)
- ニューロマーケティング(脳科学によるお金儲け)
- ブレインマシンインターフェース(脳で操作、思っただけで操作、念力、サイボーグ)
- 脳機能の直接観測による嘘発見器(嘘をつくときに一般的に活発になる箇所の測定)
- パワードスーツ(筋肉の電気信号)
- レコメンド機能(過剰なものは黄身わらごられる)

各テーマの導入部は物語風になっており、具体的な問題点が明確に分かる作りです。

終章の言葉「特定の技術だけが進む未来を描けば、それは予定不調和」は納得です。いろんな技術が同時進行で進んでいくし、社会もさまざまな方向に変化していくわけで。技術先行でゆがんだ世界に進みそうになっても社会変化で予想もしない収まり方でうまくいきそう(楽観的)。技術の夢と現実のギャップの多さがこれを物語っているような気がします。
この記事に言及しているこのブログ内の記事

最近通帳が見当たらないなあと思っていたら一風堂(ラーメン屋)に置き忘れていたことが判明。

- 通帳からは私の連絡先は不明。
- 取りにくるかもとしばらく店に保管していた模様(憶測)。
- 全然取りにこないので店から銀行に連絡。
- 銀行から私に「一風堂に通帳を置き忘れてないか?」と電話連絡。←今日
- 店に取りに行った。←今日

無事回収できました。おさわがせしました。ありがとうございます。

今後は通帳に連絡先(電話番号)を書いておくことにします。
もちろん置き忘れないように注意することが前提ですが、安全策として。

縦読みで「これはひどい」を埋め込む作文作成のヒント。
随時追記します。

この○○は/これは
レビュー/連続して
はじめは/初めて/半信半疑
ひとりの時に/ひさしぶりに/ひまなとき
どうやら/どうしても/どこでも
いい気分に/いぇーい/いやー/いつまでも大切に

作例:
この作家はあまり好きではなのですがこの本は
レビューで高評価だったので
半信半疑ながら
ひさしぶりに読んでみると素晴らしい作品でした。
どうやら偏見だったみたいです。
いい気分で読み終えました。読後感も最高です!

未読、未入手ですがタイトルに心ひかれるのでなんとなく紹介。
中身はほのぼの路線みたい。どうなんだろう。

木下 真之, つが あきこ / ウザい奴の話はさっさと終わらせるに限る

いま、ビジネス書で注目されているのは、会話を長続きさせる本。がしかし! ビジネスの現場では、会話を終わらせたい人のほうが、もっと切実に悩んでいるのです!
超忙しい時に限って、ど〜でもいい面倒くさい用事を言いつける人。時間ばかり長くて中身のない打ち合わせをさせたら日本一の人。重箱の隅を突くことだけに命をかけちゃって時間を長引かせる、いちいち面倒くさい人・・・。
いつでもどこでも、あなたを振り回すウザ~い奴らの話を、さっさと終わらせるコツをまとめた一冊です。4コマ漫画やウザい奴らを分析して対処するための必勝チャートも収録。フレッシュマンから中間管理職の人まで、幅広くご覧いただければ、と思っています。

献本頂きました。ありがとうございます。
明日発売の本です。

Hisa Ando / プロセッサを支える技術 - 果てしなくスピードを追求する世界

自身でプログラムを書きコンピュータシステムをより効率的に動かしたい、という人を対象にしたプロセッサの解説書。プロセッサに搭載されている高性能化技術および内部構造、働きを中心に解説し、どのようなプログラムを書けばプロセッサの実力を引き出せるかも説明を行った。なお、プロセッサの設計と言うと、 AND、ORなどの論理回路を用いた論理回路レベルのハードウェア設計を連想されるかもしれないが、本書では論理回路よりもハイレベルのプログラマとのインタフェースとなる「マイクロアーキテクチャ」と「命令アーキテクチャ」に焦点を当てている。

数字だけ追うとすごく極端な発展。その背後のストーリーに興味津津です。アーキテクチャって大学でちょこっと習っただけだけど、ぱらぱら見た感じ平易な解説でついていけそうな感じ。

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