たつをの ChangeLog : 2008-04-29

今日は部屋の大片付けです。
本棚も整理し、不要な書籍を選別しました。
結果として100冊ほど不要本が出てきました。

本の整理

夕方、 id:makimoto が来て十数冊持っていってくれました。
夜にとしのり君(http://overlasting.dyndns.org/)が来て
残り全部を引き取ってくれました。

ちなみに、今日の部屋の大片付けで出たゴミは45リットル袋二つ分。
今日のゴミ

ref.
- [を] 私の本棚整理術、というか、本の減らし方[2006-07-28-2]
この記事に言及しているこのブログ内の記事

本を引き取りに来た[2008-04-29-1]
としのり君(http://overlasting.dyndns.org/)が
持ってきてくれた戸隠そば。

戸隠蕎麦

生麺です。つゆ付きなのですが、
こういう蕎麦のおまけのつゆとしてはかなり良かったです。
製造は長野の「おびなた」。

一気に食べてしまったので、「あ!写真撮るんだった」と
気づいたときにはすでに遅し…。
あはは。

ごちそうさまでした!

§

「おびなた」は生活クラブのそばも提供しているのですね。


部屋の片付けをしていたら使いかけのキャンドルがいくつか出てきました。
こんなにあってもアレなので、(消火じゃなく)消化しています。
ろうそくの炎でゆったり気分。

ろうそく

左が蛍光灯の下での撮影。右は明かりを消して撮影。

部屋の片付けをしていたら未使用の封筒がいっぱい出てきました。
特にA4横三つ折りサイズのが三種類もあったのにはショック。

ふうとう

探すのが面倒なので必要になるたびに新しいのを買ってたんだよな。
深く反省して、クリアファイルに全未使用封筒を
まとめて片付けておくことにしました。

5年前に買った、
携帯用広角レンズ「チョ〜!ワイドレンズ」[2003-02-22-2]
MacBook の iSight (内蔵カメラ) で使ってみました。
IMG

MacBook にくっつけるとこんな感じに。


実際にはこのように撮れます。魚眼だから当然ですが、
かなり広角で撮影できます。画質は気にしない!


MacBook へくっつけるのには、KOKUYO の
「くり返し使える!!『ひっつきシート』両面粘着/フリーカットタイプ」
を使いました。
ドーナツ型に切ってレンズの裏に貼付けています。
つけ外しは楽々。後も残りません。
ただし、ときどき落ちちゃいますけどね。



なお、今日は午後からこの魚眼レンズを使って ustream.tv で
動画ストリーミング配信(部屋の片付けを中継)していました。
魚眼ustream
http://www.ustream.tv/channel/yto
この記事に言及しているこのブログ内の記事

3年で辞めてしまった若者(に象徴される人々)のたどり着く生き方は、
昭和的価値観から抜け出した「アウトサイダー」。

城繁幸 / 3年で辞めた若者はどこへ行ったのか - アウトサイダーの時代


本書は、さまざまなアウトサイダーへのインタビューから構成される
若者向けの「働き方、働くということ」に関してのヒント集、かな。
「Webちくま」の連載記事がベースになっています。
タイトルからも分かる位置づけとしては、
若者はなぜ3年で辞めるのか?[2006-09-16-3]の続編、といったところ。

仕事に関する価値観のうちの多くが、
戦後の成長期に形成されたものであり、
環境が変化した現在にそのまま適用できないものが多いわけです。
これらを筆者は「昭和的価値観」と呼び、
本書に登場するアウトサイダーらをこの昭和的価値観をくつがえす
事例として提示しています。
なんというかいろいろと考えさせられます。
老若男女関係なく「働く」ということに興味のある人におすすめの本です。

以下、インタビューからいくつかメモ:

「休みも不定期で友達とも会えないから、
どんどん世界が狭くなっていくんです。
部屋と店舗の往復だけ。仕事の話も、同僚としかしないから、
次第にそういう価値観に染まってしまう……それがとても怖かった。
今思うと、筒の中を走り続けるハムスターみたいなものですよ」(p.21)
「もう一つ、強く感じるのが、職場以外でのネットワークの弱さです。
結婚も友人も、企業内で完結する人がとても多い。
仕事以外での他人とのつながりが、特に30代以降の男性労働者には
非常に希薄な気がします」(p.154)
常に外に目を向けるのが重要ですね。
今はネットもあるから外部の情報との完全な断然はなくなってるけど。

新卒で入社し、定年までその会社で働くことが、
かつての日本における代表的な人生モデルだった。
だから「何でもやります」という若者を企業も優先し、
学校側も企業の期待に応えるべく、
そういった人材を輩出し続けてきた。[...]
「日本企業だと
『部長になったから、これからはマーケティングをやりたまえ』
なんて言われるわけです。だから、やりたくもない人が、
本で齧っただけのマーケティングを嫌々やっている。
そんなことやったって上手く回りっこない」(p.42)
最近は、例えば技術者なら技術者なりのキャリアパスってのが
考慮されてる会社もありますが、その中身もバラバラですしね。

ところで、東大生との交流イベントの際、
彼と会話を交わした学生のほとんどすべてが、ある共通の質問をしたという。
「どうしてお坊さんになったんですか?」
その時のことを、彼は面白そうに語ってくれた。
「逆に私が、『ではどうしてあなたは官僚になりたいと思うんですか?』
と聞くと、みんな答えられないんです。不思議ですね」(p.110)
[...]そこら辺を歩いている留学生をつかまえて、冒頭の質問
(注:就職の時期になって「私はこれから、何をやったらいいんでしょうか?」)を
ぶつけてみるといい。アジアだろうがアフリカだろうが欧州だろうが、
どこの出身であっても、きっとこう言って驚くに違いない。
「だったら君はなぜ大学なんかに入学したんだい?」
 四年間ぶらぶらしたあげく、卒業間際になって「何をやったらいいんでしょう」
と戸惑う人間を量産するような教育システムは、今や社会にとってはもちろん、
個人の人生にとっても、大きすぎる損失だろう。(p.164(
流されているか主体的であるか。目的、キャリアビジョンがあるか。
「自分探し」[2008-02-18-3]とか関係あるかも。

「キャリア官僚を志す人間は、誰でも最初は何かしらの理想を
持っているんです。最初から天下りしたかったり、
権力が欲しくて官僚になる人間なんていませんよ」(p.131)
そりゃそうでしょうね。

「最近の若者は……という人たちは、その程度の学生にしか
相手にされていない、という言い方もできるでしょう。(p.180)
若者でもエリートたちは先鋭化しているそうな。

山田真哉氏へのインタビューもありました(p.96)。
サラリーマンからベストセラー作家へ、というキャリア。

あとがきにあった「価値観を変えよう!」という煽り:
そういう意味では、チョンマゲと共に古い価値観を捨て、
青年に志、つまり新たな価値観の重要さを説いた明治の先人達は、
実に見事だったと言える。かたや、既得権に固執し、
若者を騙して賢明に搾取しようとする現代日本人は、なるほど、
この50年で確かに品性下劣に成り下がったものだ。(p.232)
植民地化の危機など、なんとかしたい問題があったので
それを最優先にするため伝統(古い価値観)をも切り捨てる。
その後いろいろ弊害はあっただろうけど、
物事の優先順位を考慮した確かに見事な思い切りだったのかも。

§

そうそう、「若者はなぜ3年で辞めるのか?[2006-09-16-3]を未読の人はぜひ読んでみてください。特に新入社員など若い人。超オススメです。

城繁幸 / 若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来


§

ref.
- [を] 「3年で辞めた若者はどこへ行ったのか─アウトサイダーの時代」を買った[2008-03-20-5]

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