たつをの ChangeLog : 2006-09-16

横浜中華街へ

2006-09-16-1 [Diary]
セミが鳴き声で目覚めました。秋なのか夏なのか…。

昼すぎに中華街へ。
いとこ二人と三人で14時すぎから昼から飲み食い。
「均昌閣」にて。
均昌閣均昌閣
均昌閣均昌閣
均昌閣均昌閣
均昌閣均昌閣
均昌閣均昌閣
均昌閣均昌閣


その後、媽祖廟にお参り。最近できたみたい。
おみくじも引きました。これが結構手間がかかる手続き。結果は内緒。
媽祖廟媽祖廟
媽祖廟
- 横浜中華街-横浜媽祖廟
http://www.yokohama-masobyo.jp/

Metheny Mehldau

2006-09-16-2 [Music]
Metheny Mehldau


久しぶりに HMV をのぞいてみたら、パット・メセニーの新作が出ていた
ので購入。20%引きだったので amazon より安かった(帰宅後調べた)。
ギターとピアノのDuo。とはいえ、ドラムやベースの入る曲もあります。
パットのギターはあいかわらずで良いのですが、ブラッド・メルドーのピアノ、良いっすね。
初めて聴いたけど、勢いもあるうえ、美しす。やばす。

小さいノートをオマケでもらいました。
NONESUCH(レコード会社)のロゴ入りで、非売品。
NONESUCHのノート

内側から見た富士通「成果主義」の崩壊[2006-05-04-2]の著者城繁幸による、主に「若者」まわりの労働環境とかそういうテーマの本。
就職前の人、入社したての人で「仕事」について興味ある人は読むとよい!
(ref. [を] 3年で辞めちゃう?[2006-09-14-3])

城繁幸 / 若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来


いろいろ考えさせられました。
ということで、以下メモ:

若者の離職率が増加。
→原因の多くは本人の希望と業務内容のミスマッチ。
→古い人「最初からやりたいことができるという考えが甘い。忍耐重要。」
→but (1)就職の選考が厳しくなった分、期待も大きく。 (2)年功序列も崩れ忍耐が報われない。

離職率。大卒入社3年以内で36.5%(2002年)。1992年は23%。10年で1.5倍。

ある大手外資系コンサルタントの言葉(p.53):
「日本企業でのキャリアなんてわれわれはまったく評価しない。あれは本質的にはマックのバイトと同じだから。そういう仕事を自分の意思で何十年も続けてきた人間は、同情はしても評価はできない」
あびゃ。

著者による理想的な成果主義は「キャリアの複線化」。
これにより、優秀なエンジニアは自分の技術を磨くことだけに専念できる。営業マンは社内政治に気を使わず、顧客との対話に集中すればいい。彼らはそのままで、自分の上司たちより高い報酬を得ることができるはずだ。
(p.61)
自分の得意分野に専念することが自分にも会社にもプラスになる。

グローバル化とIT化によって、技術の蓄積よりも革新のスピードが重要になった業種が急増している。
つまり、「キャリアを重ねても、必ずしも人材の価値が上がるとは言えない」ケースが増えているということだ。(p.79)
「自分たちは、会社に配属された部署で指示されたとおりのことをやってきた。その結果、気がついたら、社内では必要のない技術者になっていた。いったいどう責任を取ってくれるのか」
 若い読者のなかには、このセリフを聞いて失笑する人間もいるかもしれない。そこまで会社におんぶにだっこな本人が悪いのだ、と。
 だが、たいていのサラリーマンなら、自分のキャリア形成について、「自分の意思よりも会社のイニシアチブのほうが大きい」と感じる人のほうが多数派だろう。
(p.78)
この辺は非常に興味深い。どうリスクヘッジするか。

「労働組合が強い国は若者が失業する」(p.90):
組合は従業員を守る→新規採用を減らすことになる。

格差否定論者の言い分でもっとも違和感をおぼえるのは、彼らが「同じ世代間の格差」には敏感に反応する割に、(団塊と団塊ジュニアなど)世代が異なる者同士なら、どんなに格差があろうとほとんど無視するという点だろう。(p.161)
ふむ。

その他キーワードだけ:
- 貧乏くじを引いたバブル世代
- 老化する企業
- 年功序列は「ネズミ講」
- リヴァイアサン


参考リンク:
- 若者はなぜ3年で辞めるのか? - 経営者倶楽部
http://nvc.nikkeibp.co.jp/free/COLUMN/20070220/107790/
著者のインタビュー。(追記070223

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