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毎年一冊のペースで出ている、池上彰「知らないと恥をかく世界の大問題」シリーズの最新刊を Kindle で読みました。出たのは5月なので半年遅れてますが。

前年というか前年度の国内外の政治・経済のニュースとこれからの話題になることがらを取り上げて、いつも通りわかりやすく解説してくれてます。毎年恒例の話も簡易に再解説してくれるので復習になります。今回も情報のアップデートになりました。しかし、米国大統領選挙の結果がこうなるとはねえ。

池上 彰 / 知らないと恥をかく世界の大問題 (7) Gゼロ時代の新しい帝国主義 [Kindle版]

アメリカが20世紀の覇権国の座からおり内向きになったのを見計らい、かつての大国が新しい形の帝国主義を推し進める。難民問題、IS、リーダーの暴走…新たな衝突の種が世界中に。世界のいまを池上彰が解説。

以下、引用と簡単なコメント。
本筋とは関係無いかもな自分用のメモです。

イラクのフセインにしても、リビアのカダフィにしても、とんでもない独裁者のようにいわれましたが、独裁者がいたから宗派が違うイスラム教徒たちが共存していられたという面もあります。いまそのタガが外れたのです。タガを外したのは誰か、というとアメリカです。
復習。独裁者の押さえつけによる敵対勢力同士の共存。

フランスの移民政策は徹底的な同化政策です。つまり「フランスに移民してくるなら、よきフランス人になりなさい」と強制するのです。加えて、政教分離も徹底しています。なにしろフランスといえば、フランス革命(1789年~)でカトリックの聖職者の権力を民衆が奪い取った実績がある国です。
フランスの同化政策が、「ホームグロウン・テロリスト」を生み出しているともいえます。
これも復習。同化政策は移民二世以降へ悪い影響が、とのこと。

 わたしが小学校のころ、教科書にアルフォンス・ドーデの『最後の授業』という作品が載っていました。アルザス・ロレーヌ地方の学校での最後の授業。それまでフランス語で授業をしていたのですが、その地方が戦争に負けてドイツ領となるため、明日からはドイツ語を使わなければならないというのです。
 アメル先生が最後に黒板に「フランス万歳」と書いて終わります。子供心ながら、母国語が失われるとはこういうことなのかと深く心に残っていました
 ところが大人になって、その地域は、もとはドイツ領だったのに、フランスが占領してフランス語が使われていたと知り、あくまで「フランスから見た物語だったのだ」とがっかりしました。
 ドイツ領になったり、フランス領になったりを繰り返したものだから、あの辺りの人はバイリンガルになったというオチまでついています
これね。私が小学生のころもありました「最後の授業」。しかし、私より5歳下の某氏は知らないとのこと。生まれが昭和50年位を境に断絶があったのかなあ。

カンボジアにはなんと、漫画喫茶に中古のコミック本を供給するという、日本の会社が工場を進出させていました。
その会社は以前、日本の工場でこの作業をしていたのだとか。しかし日本だと、そこで働く人がついついコミックを読んでしまいます。カンボジアの人は日本語を読めないのでそれがない。非常に効率よく再生が進むとのことでした。
日本の中古コミックをきれいにしてまた日本に送る。
こういうビジネスがあるのですね。

2013年、共産党は全国の大学に対して「七不講」という通達を出しました。次の7つのことに関する講義を行ってはいけないというのです。(1)「人類の普遍的価値について」、(2)「報道の自由について」、(3)「公民社会」(公民とは国民のこと。国民の社会はどうあるべきか)、(4)「公民の権利」、(4)「党の歴史的錯誤」(共産党の過去の間違い)、(5)「特権資産階級」(金持ちについて)、(6)「司法の独立」(裁判所は独立していなければならない)
中国政府は2013年の段階から、緩和政策を行っていました。親が一人っ子同士なら2人目を産んでもよいなど、対象を限って産児制限を解除していたのです。  政府は産児制限を解除すれば、およそ1100万世帯から2人目が生みたいとの申請があるだろうと予測していました。ところが、フタを開けてみたら申請したのは80万世帯にとどまりました。
中国いろいろ。

『正義論』で有名なアメリカの哲学者ジョン・ロールズは平等・公正な再分配の倫理について次のように解説しています。
「人々の自由な活動は、社会的弱者の利益になるという条件の下においてのみ、その存立を許容される」
うむ。

最後にこれ。
世界を見る上でのキーワード、2015年は「テロ」と「格差」でしょうか
去年の本(6)からの引用なのですが、確かに2015年はテロと格差でしたね。

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