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キンドルで扱われているプログラミング書籍から特におすすめの3冊を紹介します。




Code Complete


1冊目は「Code Complete」。

上下巻あってかなりのボリュームですが、プログラマーなら一度は目を通してほしい基礎的な内容の本です。
「基礎」といっても「簡単」というのではなく、この先のプログラミング活動に「重要」だという意味です。
大学院のときに有志で輪講しましたが、読後はプログラミングに対する姿勢が変わりました。

【電子合本版】Code Complete 第2版 完全なプログラミングを目指して 電子書籍: Steve McConnell

この電子書籍は、「Code Complete 第2版 完全なプログラミングを目指して」の上下巻を1冊にしたお得な合本版です。
Code Complete 第2版 上 完全なプログラミングを目指して

ソフトウエア開発の方法論を幅広く網羅した入門書。上巻は設計やプログラミング、下巻はテストやデバッグを扱う。
計1200ページを超える大部だが、ソフト開発プロセスを建築設計にたとえるなど、難解になりがちな内容を分かりやすくまとめている。

プログラミングでお金を稼いでこの先生きのこるためにぜひ。

なお、私は書籍版を捨ててキンドル版を書い直しました。

ピープルウエア


2冊目は「ピープルウエア」。

IT技術者として健康的に効率的に楽しく働くためのあれこれについて。
仕事環境の重要さが説かれています。
学生のうちはピンとこない点もあるかもしれないですが、働き始めると「ああ、なるほど」と思うこと多々。

ピープルウエア 第3版 [Kindle版] : トム デマルコ;ティモシー リスター, 松原 友夫;山浦 恒央;長尾 高弘

開発プロジェクトで技術よりも何よりも大事なもの――それは「人」。一人一人の人格の尊重、頭を使う人間にふさわしいオフィス、人材の選び方・育て方、結束したチームがもたらす効果、仕事は楽しくあるべきもの、仕事を生み出す組織づくり、という6つの視点から「人」を中心としたプロジェクト開発の大切をユーモラスに語っている。1987年の初版発行以来、多くのソフトウエア・エンジニアの共感を呼んだ名著の改訂第3版。

最近、初版のときの読書メモを公開しましたのでご参考に。
リンクとメモの一部を載せておきます。
  • 「ピープルウエア」の読書メモ蔵出し[2016-04-26-1]
    意外なことに、残業の真の目的は、仕事の量をこなすことよりも品質向上のためなのだ。(略) まともな仕事をするには、朝早くオフィスに来るか、夜遅くまで残っているか、あるいは会社の喧騒を避けて一日中自宅にこもるしかない。
    オフィスの騒音が仕事にならない程ひどくなると、みんなが静かな場所を見つけて雲隠れする。会議室を予約して中にこもったり、図書館へ足をむけたり、はては、コーヒーを飲みに行くと出かけたまま戻らなかったりという具合だ。(略) ただ、仕事に集中するために身を隠すのである。
    ソフトウェア開発部門では電話のベルがうるさくて仕事に没頭できないことがわかった。そこで、スイッチOFFやティッシュペーパー作戦など電話のベル対策をアドバイスした。(略) しっかりと頭の中に叩き込んでほしいのは、かかってきた電話のすべてに対応しなくても、全く何の問題もないということだ。それともう1つは、会社での自分の時間(もちろん量だけでなく質もあるが)をもっとだいじにすることである。
    研究者に勝手に研究をやらせるという考えは、あるコピー機会社であったように逆効果をもたらすことがよくある。その会社にいた優秀な研究員は、自分達がパロアルト研究センターで考えたアイデアを、会社が一向に商品化する気がないとわかって、会社をやめた。

闘うプログラマー


3冊目は「闘うプログラマー」。

闘うプログラマー[新装版] ビル・ゲイツの野望を担った男達: G パスカル ザカリー, 山岡 洋一

1980年代にMS-DOSをもってデスクトップ型のパソコン市場を制したマイクロソフト社は、90年代、高性能コンピューターのための「本物」のオペレーティング・システムを開発するプロジェクトを立ち上げます。本書は、同社の世界戦略を担ったOS「ウィンドウズNT」の開発物語です。ウィンドウズNTは後にウィンドウズXPの基盤となり、信頼性の高いOSとして世界中のユーザーに使われることになります。
このプロジェクトのため、同社に「伝説のプログラマー」が呼び寄せられました。彼の名はデビッド・カトラー。形容する言葉も見つからないほど強烈な個性を持つこの男を主人公に、開発者たちの壮絶な人間ドラマが展開します。100人を越える関係者とのインタビューに基づき、凄絶なソフトウェア開発の実態が赤裸々に描き出されています。本書は、単なる企業内の開発ストーリーという範疇を超えた、ノンフィクションの名作と評価されています。

強烈ですが、プログラマーなら一度は読むべき読み物。
一緒に働きたくはないけど、開発の方法論など参考になります。
こういう壮絶ストーリーには良い面も悪い面もある、ということで。

私の感想文(2005年)もどうぞ:
  • 読書会で「闘うプログラマー」[2005-11-20-1]
    仕事中毒スーパーハッカー猛烈マネージャーのカトラーが Windows NT を開発する物語です。強烈です。部下も憑かれたように仕事に熱中してます。
    家庭も崩壊です。すごすぎ。プロジェクトXのような感動が得られますが、なんというか、やはりこういうところでは働きたくないですね。
    とは言え、見習うべきところ、参考にすべきところは多い本です。