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ちょっと前に、ネット界隈では有料コンテンツは面白いのか否かというのが話題でした。

お金をかけて作ったコンテンツの方がそうでないのと比べ平均的に面白いのは確か。お金をかけたものは有料なことが多いので、有料コンテンツの方が平均的に面白いというのも正しい。しかし、お金をかけていない有料コンテンツが面白いとは言えないよね。「お金をかける」と「有料」はまったく別の軸だからね。

で、販売価格と制作費で簡単な図を描いてみました。

有料コンテンツは面白いのか?

右上Aのゾーンがお金をかけた有料コンテンツ。映画や書籍がそうですね。面白いものが多いのは当然でしょう。右下Bのゾーンがお金をかけた無料コンテンツ。「お金のことなんてどうでもいいからとにかく作りたいんだ!」という情熱パターン。純粋な制作への情熱が見ている側にも伝わり、自分の興味範囲外の分野でも面白かったりします。

左側の二つのゾーンはお金をかけずに作られたコンテンツ。左上Cのゾーンはそれでお金をもうけるケース。ネットにあるテキストをコピペして有料販売とか。淘汰されて欲しいところです。左下Dのゾーンはお金をかけずに作って無料公開。日記的ブログとか、匿名掲示板などでの情報提供とか。玉石混淆。

(あと、無料公開だけど宣伝・広告目的などの見返りを求めるのは「有料コンテンツ」か否かという問題があります。テレビ番組や人気ブログなど多くの見返りが期待できるものは「有料」、あまり見返りが期待できないものは「無料」と考えるとスッキリします。)

結論としてはどれだけお金をかけて作ったのかが重要で、販売価格は関係ないですね。「お金をかけて」ってのは「人生をかけて」でもあるし「情熱をかたむけて」でもあります。真摯に作られたコンテンツであれば面白い。ぐだぐだ書くまでもなく、あたりまえのことでした。