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内容はというと、高校のときに「確率・統計」の授業があったんだけど、その教科書みたい。「確率」の部分だけだけど。場合の数(permutation, combination)、条件付き確率、反復試行の確率、二項定理などの基本的な内容をわかりやすく丁寧に解説しています。確かにこれならわかる!

野口哲典 / マンガでわかる確率入門 確率でギャンブルに強くなれる?テストにヤマカンで正解する確率は? (サイエンス・アイ新書) [Kindle版]

マンガで楽しく理解できる確率入門の決定版
人生はギャンブルそのもの。ということは、負けることも、勝つこともあるということ。では、勝って勝ち組に残るには、なにが必要なのでしょうか。それは確率の知識です。本書は確率の基礎知識を、マンガでわかりやすく、そしておもしろ楽しく解説していきます。

全体的に教科書的ではあるのですが、主に第4章では確率がらみのトリック、パズル、クイズなど楽しい話題が紹介されています。同じ誕生日の人がいる確率、ジャンケンで勝つコツ、実際の宝くじ(トロとか)、トランプゲーム、モンティ・ホール問題などなど。

  • 同じ誕生日の人がいる確率。人数ごとの誕生日の同じ人のいる確率の表が載っていました。結構高いんですよね。(p.130)
    人数101520232530405060
    確率(%)122541515771899799
  • ジャンケンで勝つコツは「心理的に同じ手を続けて出す人は少ない」という仮定をもとに相手が前に出したのに負ける手を出す、とのこと。「最初はグー!」で始まるときはチョキを出すと勝つ可能性が高くなる。
  • モンティ・ホール問題の説明は分かりやすかったです。まあそもそも納得してもらえない人は納得しないだろうけど。(p.162)
  • 二人の子供のもう一方の性別を当てる確率問題[2015-03-26-3]も載っていました。これは難しいよねえ。(p.171)

電子書籍版を iPad の Kindle アプリで読みました。固定レイアウトですのでご注意を。

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