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これは興味深いニュース。治療者も患者も刺したかどうか分からないはり、プラセボ鍼を作り科学的根拠を示す(二重盲検法)流れに。
 
- 「偽鍼(ぎしん)」で科学的証明を 東京有明医療大・保健医療学部鍼灸学科:東京(TOKYO Web)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20140217/CK2014021702000101.html

代替医療のトリック[2010-04-18-4]によると、鍼治療は、ある種の痛みや吐き気には効果があるかもレベルの科学的根拠は得られているがそれ以外の症状について医療上の効果は認められないとのこと。

このプラセボ鍼によりちゃんとした調査ができそうなので、どういう結果が出るのか楽しみです。って、この鍼のことが医学ジャーナルに掲載されたのは7年前のことか。もう何かしら結果が出てるのかな。
 
なお、6年前に(原著が)出版された「代替医療のトリック」ではこの鍼の話はありません。

あと、今回初めて気づいたのですが、この本、昨年夏に改題されて文庫版が出ていました。面白い本なので興味のある方はぜひぜひ。

代替医療解剖

ワシントンは血を抜かれすぎて死んだ。瀉血が信じられていたからだ。壊血病患者は重労働を課された。ビタミンCが未知だったために。ナイチンゲールの登場以降、医療効果を科学的に測定しようという試みは、2000年代、ついに代替医療へと--。鍼、カイロ、ホメオパシー他の最新の科学的評価とは? 知られざる逸話とともに語られる、代替医療の真実。『代替医療のトリック』改題。