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これ、読んで、

- 論文査読の落とし穴 (ユビキタスの街角)
http://tmasui.blogspot.com/2009/04/blog-post.html
自明なものを論文として発表する意義なんか無いと思うかもしれないが、「原理が複雑であまり便利でないシステム」の方が論文として発表されやすくなってしまうのは問題である。このようなシステムでも、真面目に評価して統計処理などを行なうと論文として格好がつくので、良い査読結果が得られる可能性が高くなる。この結果、全然役にたたないシステムが沢山論文として発表されてしまうことになる。

研究さんを思い出した。

- 研究さん (一休さんの偽物)
http://0xcc.net/misc/kenkyu-san.html
偉い将軍: 暑いぞ。なんとかせい。
凡人さん: 暑ければうちわを使ったら?
研究さん: それは研究ではない! 喝!
研究さん: 拙者にお任せを。予算をください。
[...]

実用本位の立場から「本質は何か」を突き詰めて解決策を模索してると、実は「grep で十分」みたいなことになっちゃっう。
ビジネス的には正しいんだけど、ぜんぜん研究にならないし、成果として認められにくい。
現場から解離すればするほど研究のための研究、つまり、精度がほんのちょっと上がるけどものすごく複雑になるようなシステムを作っていくことにインセンティブが働くんだろうなあ。

どこかの本に書いてあったサイコロの事例が教訓的。
ランダムな数字を数個出すシステムの開発依頼
→サイコロをふれば要求仕様をみたすよな
→それじゃ金とれないだろ
→プログラム書いた、
というような話。