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献本いただきました。ありがとうございます。
今年度から献本いただいた本は読む前に紹介していくことにしました。

John Viega / セキュリティの神話

McAfeeの前副社長で、現SaaS部門CTOである著者が、ITセキュリティ産業に長年携ってきた経験を元に綴った本。
ウイルスやフィッシングから、クラウドや仮想化まで、コンピュータに対するさまざまな攻撃の手口を記し、攻撃への対抗策を考察します。
本来は攻撃を防ぎ、対策を講じるはずの「ITセキュリティ産業」の人たちが、結果的にかえってユーザを危険にさらしていることや、
ユーザが正しい防御策と信じている事柄の危険性を指摘し、ITセキュリティの真の姿を明らかにします。

セキュリティといっても、技術的な細かい解説ではなく、エッセイ集といった感じです。全部で45章、広い話題を扱ってますね。目次をどうぞ→セキュリティの神話「目次」

面識はないのですが、監訳の葛野弘樹さんがNAIST(奈良先端科学技術大学院大学)の後輩にあたります。SECOMの研究所で働いているそう。