たつをの ChangeLog : 2009-12-07

東京大学の安田講堂で開催された第1回ウェブ学会シンポジウムに参加したのでご報告します。

安田講堂

- 第1回ウェブ学会シンポジウム
http://web-gakkai.org/

- 第一回ウェブ学会 - 2009/12/7(月)に東大安田講堂で開催された第一回ウェブ学会まとめWikiページ(暫定版)
http://www.hyuki.com/yukiwiki/wiki.cgi?%c2%e8%b0%ec%b2%f3%a5%a6%a5%a7%a5%d6%b3%d8%b2%f1
(会場にはいらっしゃらなかったはずの結城さんが作ってくださったまとめWikiページ。→追記:Wikiに生息するこびとさんが作ったページだそうです。)

- ハッシュタグクラウド - ログ 12月7日 ウェブ学会 #webgakkai
http://kiwofusi.sakura.ne.jp/hashtag/logs/20091207webugakkai.html
(当日のツイッターのログ。)

§

私はモデレータとして三つ目のセッションの司会進行役をつとめさせて頂きました。
「ウェブと科学」と題したウェブマイニングをテーマとしたセッションです。

安田講堂

「ウェブに国境はない」と言われているにも関わらず日本の世界への影響は弱い、というのがウェブ学会シンポジウム実行委員会の共通認識です。
特に日本のウェブ技術はすごいものもあるのに供給地としての地位を確立できていません。

どうすればよいか、というのは今後もいろいろ議論していく必要があるのですが、まずは日本で研究されていることを我々がちゃんと認識することが大切です。要するに、シリコンバレーにばかり目が行ってるけど、日本でもしっかりといろいろやられているので、そこにも注目して欲しいのです。

安田講堂

私の担当した「ウェブと科学」セッションでは
「日本でもこんなにすごいウェブ研究やサービス開発が行われているんだ!」
ということを少しでも多くの皆様に知って頂くという趣旨で、日本で最先端のウェブ研究・開発を行っているスーパー研究者、スーパーエンジニア6名に発表して頂きました。

(1) 中村 聡史(京都大学 特定准教授)
(2) 稲垣 陽一(株式会社きざしカンパニー CTO)
(3) ボッレーガラ ダヌシカ(東京大学 研究員)
(4) 工藤 拓(グーグル株式会社)
(5) 豊田 正史(東京大学 准教授)
(6) 伊藤 直也(株式会社はてな CTO)

発表は、一つの研究や仕事をじっくり深くとことん解説していただくのではなく、広くたくさんカタログ的に解説していただけるようお願いしました。各発表がそれぞれ一人でライトニングトークを4,5回連続してやるイメージです。実際、登壇者のみなさんには多数のネタをダダダダダダと繰り出して頂きました。

まあ、ぶっちゃけ、これだけのすごい人を集めて「ライトなネタ披露」をさせるなんて、ちょっと贅沢すぎましたね。フランス料理のフルコースをラーメンと同じくらいの時間で食べちゃうような感じですよね。

とにもかくにも、聴いてくださったみなさまの心に刺さるネタがありましたら幸いです。まあ、おかげさまで私としては、それらのネタの威を借りて、「どや!すごいやろ!」という顔(いわゆる「どや顔」)ができましたw

いちょう

時間は押していましたが、6人のプレゼンの後には、質疑応答を兼ねたパネルディスカッションを行いました。世界へ向けた活動のためのアドバイスなど、特に若い人たちには参考になったんじゃないかと思います。

§

登壇者のみなさま、参加者のみなさま、動画中継を見て頂いたみなさま、スタッフのみなさま、お疲れさまでした。
本当にありがとうございました。
ぜひ、みなさんで日本から世界への技術供給、そして日本の存在感アップを目指しましょう!(←ご賛同いただけたら)

あと、運営面で精神的にバタバタしていて、会場でお見かけした旧知の方々にちゃんと挨拶する余裕がなく、申し訳ない思いでいっぱいです。すいませぬ。

ref.
- [を] 明日開催される第1回ウェブ学会シンポジウムの会場の様子[2009-12-06-1]
- [を] 第1回ウェブ学会シンポジウムが2009年12月7日に開催![2009-11-14-1]

photos by :

Canon デジタル一眼レフカメラ EOS Kiss X2


TAMRON SP AF 17-50mm F2.8 Di II


ウェブに関心のある人たちが「語り合う場」が重要と考えていて、
そのような場は当然ウェブ上にもあるべきであるし、
またリアルにもあるべきだと思っています。

ということで、「第1回ウェブ学会シンポジウム」[2009-12-07-1]の(ネット中継を見ているバーチャルな参加者ではなく)リアルの参加者ならば、懇親会に参加すべきです!

せっかくのリアルなコミュニケーションの場ですし、濃すぎる人々が多数登場しますので、ぜひご参加ください。

懇親会

……というような話を、自分の担当するセッションの冒頭でお知らせしました。
懇親会にキャンセルが出ていてちょい空きがあったもので。

懇親会は学食(東大第二食堂)で行われました。
わいわいがやがやと大盛況でした。
というか、かなりカオス!

リアルとバーチャルのコミュニケーションは双方に良い面があるので、バランスを取りながらそれぞれの場を活用するのが良いですよねー!

懇親会

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